直木賞作家・重松清の傑作原作を映画化した『幼な子われらに生まれ』が 8/26(土)よりテアトル新宿・ シネスイッチ銀座ほか全国にて公開いたします。
本作は、重松清の傑作小説を、夫婦別姓、同性婚など、家族のあり方を問うと同時に、つぎはぎだらけのパッチワークのような家族の中で、成長していく大人たちをリアリティあふれるタッチで、かつ優しく見守るように描いた作品で、浅野忠信演じる 44 歳の主人公・信が、元妻(寺島しのぶ)、現在の妻(田中麗奈)、 妻の連れ子、元妻と暮らす実娘、そして新しく産まれくる命をめぐって不器用な大人たちが成長していくヒューマンドラマです。

今回解禁となったのは、それぞれの関係性を垣間見ることが出来る場面写真。
バツイチ・再婚、父になろうとしても妻の連れ子とはうまくいかない夫(浅野忠信)。
新しい子どもが生まれれば、すべてうまくいくと信じているマイペースな今の妻(田中麗奈)。
再婚した相手は末期ガン。実は後悔だらけの人生を送っているキャリアウーマンの元妻(寺島しのぶ)。
自由を選び、家族を捨てた妻の元夫(宮藤官九郎)。
父親として、母親として、夫として、妻として、誰もが背負わなければならない“役割”。「普通の家族」を 築けない不器用な大人たちが、つまずきながらも傷つきながらも、それでも家族になろうと、その“役割” を乗り越え成長していく姿が映し出されています。

『淵に立つ』(2016 年/深田晃司監督)やテレビドラマ「A LIFE~愛しき人 ~」(TBS)で怪演を続け、ものすごい怖い表情もできれば、ものすごい優しい笑顔も見せられる“クセになる俳優”とも言われた浅野忠信が、本作ではどんな表情をみせてくれるのか注目です。

スチールの説明
1:主人公・信(浅野忠信)の今の家族(田中麗奈、南沙良、新井美羽)

c2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会


2:信と妻の夫(宮藤官九郎)

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3:信と元妻(寺島しのぶ)

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4:信の今妻(田中麗奈)とその娘(新井美羽)

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5:信と今妻の連れ子(新井美羽)

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6:信(浅野忠信)と元妻(寺島しのぶ)との間の実子(鎌田らい樹)

c2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

7:信の元妻とその子供

c2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

■作品概要
バツイチ子持ちで再婚した中年サラリーマンの主人公・信(浅野忠信)。
二度目の妻・奈苗(田中麗奈) とその連れ子の二人の娘と共に、平凡ながらも幸せを感じて生活していた。
仕事への熱意はあまりないが、2 度目だからこそ家庭を大事にし、連れ子にも父親として誠心誠意接しているつもりだ。しかし、奈苗の妊娠が発覚し、それを契機に長女が「ほんとうのパパ」に会いたいと言いはじめる。
前の父親・沢田(宮藤官九郎)とは DV が原因で離婚しており、信と妻は面会を反対するが、長女は露骨にいやがる態度と辛辣な言葉で、父親としての信の存在自体を否定する。
長女との関係、そして今の家族に息苦しさを覚え始める信は、やるせなさを抱えたまま、で前の父親に長女を会わせることに。 さらに、長女を前妻(寺島しのぶ)との娘とつい比べてしまい、前妻に愚痴をこぼす信。今の家庭を維持することに疲れ、これから生まれ来る命の存在すら否定したくなる信だが―。
血の繋がりのない他人と家族になるために、葛藤し成長していく彼らの姿を通して「幸せ」のカタチが浮かび上がってくる。父にならなければ、母にならなければ・・・そんな誰もが背負う「役割」をちょっとだけ軽くする、希望あふれるラストが余韻に残る。

出演:浅野忠信 田中麗奈/南沙良 鎌田らい樹 新井美羽 水澤紳吾 池田成志/宮藤官九郎 寺島しのぶ
原作:重松清「幼な子われらに生まれ」(幻冬舎文庫)
監督:三島有紀子(「幸せのパン」「繕い裁つ人」)
脚本:荒井晴彦
配給:ファントム・フィルム(2016 年/日本/ビスタサイズ/5.1ch)
c2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

8 月 26 日(土)テアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー