5月の新ツインピークスに話題が集まる中、昨年2016年のヴェネツィア国際映画祭や先日のSXSWで上映されたデヴィッド・リンチ監督を追ったドキュメンタリー『David Lynch - The Art Life』がついにアメリカで公開となる。
シネフィルでも過去に一回ご紹介していましたが、正式な予告が解禁。
この映画は、2007年にデヴィッド・リンチ監督の実験的な作品となる『インランド・エンパイア』の撮影頃に製作されたドキュメンタリー『Lynch』でもプロデュースに参加していた、Jon Nguyenが今度は監督として、リンチの世界を洗い出していく。
この作品は、様々な活躍をするデヴィッド・リンチの画家として、また音楽家として側面もよりフォーカスして、彼の原点となるアートの根源にせまる内容。
リンチ監督のアーティストとしての生活を追いかけているものの、予告を見るとこの作品自体が、すでにリンチの世界に溢れていそうな、気になる作品となっている。
NYのIFCセンターで3月31日より上映される。
『DAVID LYNCH : THE ART LIFE 』海外予告
これは、その映画の中からのクリップです。
そして、もう一つ話題を集めているのが、ロサンゼルスにオープンする新しいホテル「The James West Hollywood - Sunset」のコマーシャル(?)の短編映画。
この短編は、デヴィッド・リンチ財団が製作に加わっており、映像は、コマーシャルと言いながらも抽象的で内容は「接続」「意識」「コミュニティ」と3つのテーマで構成されている。
ミュージシャンのジェイムス・フォントルロイやニア・アンドリュースや日本でもロン・ハーマンなどで作品が紹介されたデザイナーのカリ・ソーンヒル・デウィットなどが参加している中で、デヴィッド・リンチ監督、およびツイン・ピークスのカイル・マクラクランが登場している謎の映像だ。
リンチ監督は、追いかければ追いかけるほど謎に包まれていきますねー