第12回大阪アジアン映画祭の受賞者が決まった。
グランプリを獲得したのは、『一念無明』。
監督のウォン・ジョンはすでに今作で中華圏版アカデミー賞こと台北金馬奨で、新人監督賞を受賞したりしている期待の監督だ。
若干28歳で、今作は初長編作品だったという。
また、来るべき才能賞は、香港・マカオの合作となる『姉妹関係』のフィッシュ・リウ、観客賞はキーレン・パン監督『29+1』(香港) が受賞している。
グランプリ『一念無明』のFacebookでウォン・ジョン(黃進)監督は
「日本の観客の支持に感謝するとともに、作品の内容やテーマが国を問わず観客に受け入れられ、共感を得ていることを大変嬉しく思っています。作品がさらに多くの方に観てもらえることを願っています。」と語っている。
以下、受賞作一覧
グランプリ(最優秀作品賞)
『一念無明』
MAD WORLD/一念無明
香港|監督:ウォン・ジョン(WONG Chun/黃進)
来るべき才能賞
フィッシュ・リウ
Fish LIEW/廖子妤
マカオ・香港|『姉妹関係』(SISTERHOOD/骨妹)女優
スペシャル・メンション
『暗くなるまでには』
BY THE TIME IT GETS DARK
タイ・オランダ・フランス・カタール
監督:アノーチャ・スウィチャーゴーンポン(Anocha SUWICHAKORNPONG)
JAPAN CUTS Award
『恋とさよならとハワイ』
LOVE AND GOODBYE AND HAWAII
日本|監督:まつむらしんご(MATSUMURA Shingo)
ABC賞
『七月と安生』
SOUL MATE/七月與安生
香港・中国|監督:デレク・ツァン(Derek TSANG/曾國祥)
薬師真珠賞(俳優賞)
イザ・カルサド
Iza CALZADO
フィリピン|『至福』(BLISS)女優
観客賞
『29+1』(香港)
彭秀慧(キーレン・パン)監督
授賞式を含むダイジェスト