香港返還二十年目の今夏、十年後の香港の未来を問うー”衝撃の問題作”の、日本公開が決定いたしました。
今夏 7月 22日(土)より新宿 K’s cinema 他にて、香港映画『十年』が順次全国公開されます。
また、5 人の香港新世代監督による、映像と音楽がドラマチックな予告編が解禁されました。

シネフィルでも取り上げて話題を呼び、昨年の大阪アジアン映画祭での上映では、その注目度から二度の上映が SOLD OUTになった十年後の香港の未来を問う衝撃の問題作 『十年』 が、香港返還二十年目となる今夏 7月 22日(土)日本で公開されることとなりました。

自主映画として製作費 750 万円 (500,000 香港ドル)で製作され、2015年 12月、わずか 1 館から始まった本作の上映は、徐々に上映館を広げ興行収入約 9200 万円(6,094,741 香港ドル)を記録。

口コミが広がり、同日に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の動員を、一時凌ぐ 勢いで香港の人々の支持を受けました。
翌 2016年 3月には、香港のアカデミー賞と言われる香港金像奨で最優秀作品賞を手にしています。
5 人の新人監督によって創作された 5 本のオムニバスからなる本作。

「エキストラ」「冬のセミ」「方言」「焼身自殺者」「地元産 の卵」の各話で構成された予告編は、オムニバス作品をまるで 1 本の繋がった映画のように見せ、香港の未来と人々の不安を、ドラマチックに見せていく予告編となっています。

近未来の香港ー衝撃の問題作『十年』予告

youtu.be

物語
「エキストラ」労働節(メーデー)の集会会場のある一室。2 人の男が銃で来場者を脅そうと密かに準備を進めている...。 「冬のセミ」壊れた建物の壁、街に残された日用品など、黙示録の中の世界になったような香港で、一組の男女が標本を作製している。 「方言」タクシー運転手に普通話の試験が課せられ、受からないと香港内で仕事ができる場所に制限がかかるようになる。 「焼身自殺者」ある早朝、英国領事館前で焼身自殺があった。身元もわからず遺書もない。一体誰が何のために行ったのか!? 「地元産の卵」香港最後の養鶏場が閉鎖された。【地元産】と書かれた卵を売るサムは、良くないリストに入っている言葉だと注意を受ける。

プロデューサー:アンドリュー・チョイ(蔡康明)/ン・ガーリョン(伍嘉良)
監督:
「エキストラ」クォック・ジョン(郭臻)
「冬のセミ」ウォン・フェイパン(黄飛鵬)
「方言」ジェヴォンズ・アウ(歐文傑)
「焼身自殺者」キウィ・チョウ(周冠威)
「地元産の卵」ン・ガーリョン(伍嘉良)
2015/香港/広東語/DCP ステレオ/104 分/英題:TEN YEARS
配給:スノーフレイク