期待される若い監督が集まるロッテルダム国際映画祭。
今年の受賞者、受賞作品の主なるものをご紹介します。
【タイガー・アワード コンペティション部門】
タイガーアワード
“Sexy Durga”(インド) 監督:Sanal Kumar Sasidharan
「緊張感を醸し出す、大胆で賢明なアプローチで、ジェンダー、階級、権威の多層な関係を洞察力を持って提供します。』と審査員から絶賛を浴びた。
審査員特別賞
“Rey” (チリ・仏・オランダ・独・カタール)監督:Niles Atallah
チベットの監督により、人形、マスク、ストップモーションアニメーションを実験された野心作。
観客賞
『ムーンライト』(米) 監督:バリー・ジェンキンス
その他各部門での受賞者は下記の通りとなっています
IMPACT CINEMA BRIGHT FUTURE AWARD
“Mes nuits feront écho(Still Night, Still Light)”(カナダ)
監督:Sophie Goyette
最も期待される若手監督の与えられる賞。
Sophie Goyetteは、審査員たちによって”様々な風景、国、世代、情熱の異なる音と色を柔らかく組み合わせている点”が高く評価されました。
BIG SCREEN COMPETITION
Pop Aye, 監督:Kirsten Tan
男と象によるロードムービー「 Pop Aye は、世界が日々よりますます分裂している時代に、希望を与える映画」と評されました。
HUBERT BALS FUND による観客賞
”La Flor (Parte 1)” 監督 :Mariano Llinás
FFRのHubert Bals Fundが支援する映画の1つに与えられ、フェスティバルで上映されます。
4時間におよぶアルゼンチンの叙事詩的作品。
MOVIEZONE AWARD 17歳から19歳の審査員に選ばれた賞
”Quality Time ” 監督:Daane Bakker
19歳までの若者の審査員が選んだMovieZone賞。「この映画の1秒ごとに深い印象を与えた驚くほど美しいイメージを持っていました。 我々は実験的な物語に驚いた」と審査結果で発表されました。
FIPRESCI AWARD
"Pela janela" 監督:Caroline Leone
国際映画批評家連盟(FIPRESCI)の審査員/ジャーナリストにより最優秀監督に与えられます。
NETPAC AWARD
"Children Are Not Afraid of Death"(Children Are Afraid of Ghosts)
監督:Rong Guang Rong
最優秀のアジア長編映画賞
「この映画は、中国社会にまだ存在する社会問題に関する監督の見解を誠実に表わしたことで賞賛される」と審査員が語っています。
KNF AWARD
"King of the Belgians" 監督:Peter Brosens & Jessica Woodworth
主催国オランダの映画をジャーナリストが選ぶ賞