国立新美術館において開催中の「19th DOMANI・明日展」は今週末2月5日までです!

DOMANI・明日展とは

文化庁は、将来の日本の芸術界を支える人材の育成のため、若手芸術家等が海外の大学や芸術関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度(旧・芸術家在外研修)」を 1967 年度から実施しており、まもなく半世紀を迎えようとしています。また、そうした研修の成果発表の機会として 1998 年から「ドマーニ・明日展」を開始し、今年度で第 19 回目となります。

国立新美術館を会場に、天井高に恵まれた空間での大規模なグループ展に加えて、より小さな規模でキュレイションの度合いを高めた企画「ドマーニ・プラス展」を 2015 年より別途立ち上げました。ふたつの企画は、文化庁の新進作家の育成プログラムの第二段階――第一段階として海外研修制度で送り出した人材を、日本のアートシーンにプレゼンする機会になることを目指しています。

第 19 回のドマーニ展は、国立新美術館の豊かな空間を生かし、研修を終えて比較的時間の浅いフレッシュな作家たちのショウケースとなるよう、作家のラインナップを組んでいます。絵画、写真、映像、アニメーション、インスタレーション、陶芸、メディア・アートなど多様な素材と表現、そして滞在先もヨーロッパや北米に限らず、アジアや南半球へと広がっています。「reconsidering Japan」をゆるやかなテーマに、「2020」を目前にあらためて日本を考える機会とします。
2020 年代の日本のアートシーンを支える人材との出会いの場になることでしょう。

金子 富之 《レッドバナスパティラージャ》 2012 常陸国出雲大社蔵
撮影:宮島径 撮影:宮島径 ©KANEKO Tomiyuki Courtesy Mizuma Art GalleryCourtesy

南 隆雄《Medi》2016
©Takao Minami, courtesy of the artist and Ota Fine Arts

南 隆雄《Medi》 展示風景

秋吉 風人《naked relations》 2013 個人蔵
©Futo Akiyoshi Courtesy of TARO NASU,
photo by Keizo Kioku

折笠 良《水準原点》2015

松井 えり菜《顔の惑星~リンカネーション!!!~》2016年

三原 聡一総《空白のプロジェクト #3 コスモス》2016年
ⒸTokyo Wonder Site Photo:ただ(ゆかい)  ※参考画像

池内 晶子 《Knotted Thread-Red-h120cm》 2009 gallery21yo-jでの展示

国立新美術館の大きな空間を活かした、作家ごとの世界観が楽しめる展示となっています。
現在のアートシーンを知る絶好の機会です。
ぜひ、足を運びましょう。

展示概要

会期:2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日)
開館時間:午前10時~午後6時、毎週金曜日・土曜日は午後8時まで
(入場は閉館の30分前まで)
休館日:毎週火曜日
会場:国立新美術館 企画展示室2E
主催:文化庁、国立新美術館
制作:アート・ベンチャー・オフィス ショウ
協力:日本航空、ジャパンマテリアル株式会社、​​株式会社中川ケミカル、株式会社カネカ

お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

観覧料(税込):一般 1,000円(800円)、大学生 500円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※高校生、18 歳未満の方(学生証または年齢のわかるものが必要)および障害者手帳をお持ちの方(付添の方1名含む)は無料。
※団体券は国立新美術館でのみ販売。
※当日券は、オンラインチケット(手数料無料)、ローソンチケット(Lコード:33931)、イープラスでお求めください。
※国立新美術館で開催中の他の企画展および公募展のチケット、またはサントリー美術館、森美術館(あとろ割対象)で開催中の展覧会チケット(半券可)を提示された方は団体料金でご覧いただけます。