ジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch, 1953年1月22日 - )
アメリカ合衆国出身の映画監督・脚本家である。オハイオ州カヤホガフォールズの生まれ。
1980年大学の卒業制作作品である処女作『パーマネント・バケーション』で注目される。
今作は、劇場公開され、実質デビューを飾り、1984年の第二作『ストレンジャー・ザン・パラダイス』が、その独特のスタイルで、カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞。「ニューヨーク・インディーズ派」の若手代表監督として注目を浴びました。
その後、1989年 永瀬正敏、工藤夕貴も出演した『ミステリー・トレイン』ではカンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞を、2005年には、同じくカンヌ国際映画祭で『ブロークン・フラワーズ』が審査員特別グランプリを受賞しています。
新作、『Paterson』は2016年カンヌで発表され、12月より全米公開がスタートしています。
ジム・ジャームッシュ 監督作品 (年代順)
パーマネント・バケーション Permanent Vacation (1980)
※卒業制作での作品だが、複数の国で公開された。
ストレンジャー・ザン・パラダイス Stranger Than Paradise (1984)
※カンヌ国際映画祭カメラ・ドール
ダウン・バイ・ロー Down by Law (1986)
ミステリー・トレイン Mystery Train (1989)
カンヌ国際映画祭芸術貢献賞
ナイト・オン・ザ・プラネット Night on Earth (1991)
デッドマン Dead Man (1995)
イヤー・オブ・ザ・ホース Year of the Horse (1997)
ニール・ヤングと、彼が率いるクレイジー・ホースの曲を綴ってゆくロックドキュメンタリー映画
ゴースト・ドッグ Ghost Dog: The Way of the Samurai (1999)
武士道精神を説いた書物「葉隠」を愛読するNYの殺し屋ゴースト・ドッグと年老いたイタリア系マフィアとの対決を描いている。
コーヒー&シガレッツ Coffee and Cigarettes (2003)
ブロークン・フラワーズ Broken Flowers (2005)
※カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ
リミッツ・オブ・コントロール The Limits of Control (2009)
撮影はクリストファー・ドイル。工藤夕貴も出演。
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ Only Lovers Left Alive (2013)
Gimme Danger
イギー・ポップ&ザ・ストゥージズのドキュメンタリー映画
Paterson
2016年カンヌ国際映画祭に出品。アダム・ドライヴァーが主演。『ミステリー・トレイン』以来27年ぶりに永瀬正敏も出演する。
その他に、15人の監督たちによる、「時」に関連した10分間の作品で構成するプロジェクト映画にも参加している。
今作は、2巻仕立てとなっており、参加監督は以下のとおり。
1、イデアの森 The Cello
ベルナルド・ベルトルッチ 『水の寓話』
マイク・フィギス 『時代×4』
イジー・メンツェル 『老優の一瞬』
イシュトヴァン・サボー 『10分後』
クレール・ドニ 『ジャン=リュック・ナンシーとの対話』
フォルカー・シュレンドルフ 『啓示されし者』
マイケル・ラドフォード 『星に魅せられて』
ジャン=リュック・ゴダール 『時間の闇の中で』
2、人生のメビウス The Trumpet
アキ・カウリスマキ 『結婚は10分で決める』
ビクトル・エリセ 『ライフライン』
ヴェルナー・ヘルツォーク 『失われた一万年』
ジム・ジャームッシュ 『女優のブレイクタイム』
ヴィム・ヴェンダース 『トローナからの12マイル』
スパイク・リー 『ゴアVSブッシュ』
チェン・カイコー 『夢幻百花』