名匠エドワード・ヤン監督が1991年に発表した、伝説の傑作『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』が4Kレストア・デジタルリマスター、3 時間56分版として、スクリーンに蘇ります。2017年3月11日(土)より角川シネ マ有楽町、3月18日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開されることが決 定。併せて、新たに予告編とポスタービジュアルが完成致しました。

©1991 Kailidoscope

1960年代の台湾を舞台に、実際に起きた事件に着想を得た本作は、少年少女の青春のきらめきと残酷さ、そして「時代のうねり」を鮮烈な映像と秀逸な脚本で映し出し、BBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯 一選出され、映画史上に燦然と輝く傑作として評価されました。

しかし、これまで世界中のクリエイターや多くの映画ファンたちに熱狂的に支持され、カルト的な人気を博しながらも、日本ではDVD化されず観る機会がほとんどありませんでした。エドワード・ヤン監督の生誕 70年、没後10年となる節目の2017年に、渇望されていた伝説の傑作が25年ぶりに遂に日本公開!

『牯嶺街少年殺人事件』は、夭折した偉大な映画監督エドワード・ヤンの最高傑作だ。
――マーティン・スコセッシ

『牯嶺街少年殺人事件』が 1991 年に発表された時、新たな才能の登場に世界中が驚いた。
いま、若い観客が初めてこの傑作を観て興奮できることが、非常に嬉しい。
――ウォン・カーウァイ

この映画には全てがある。人生の一日を費やすに値する3時間56分だ。
――ニューヨーク・タイムズ

『ゴッドファーザー』と小津安二郎の間に位置する、家族についての完璧な映画。
――ヤヌス・フィルムズ

完成したビジュアルは、『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』という強烈なタイトルが全面に押し出されたデザインは力強いインパクトを与えています。主人公の少年と少女が向かい合う姿は、青春の焦燥感がヒリヒリと伝わり、悲しい事件 の始まりを予感させます。

©1991 Kailidoscope

また、完成した予告編では、少年と少女の淡い恋模様と、混沌とした時代の閉塞感に押しつ ぶされそうになりながらも必死に生きる人々の姿を映し出し、エドワード・ヤン監督の時代や人間の本質を見つめる鋭い 眼差しが感じられます。

25年ぶりに蘇る『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』予告

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監督:エドワード・ヤン
出演:チャン・チェン、リサ・ヤン、ワン・チーザン、クー・ユールン、エレイン・ジン
1991年/台湾/3時間56分
配給:ビターズ・エンド
©1991 Kailidoscope

2017 年3月 11 日(土)より角川シネマ有楽町、
3月 18 日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー