映画「はるねこ」初日舞台挨拶が17日行われ、監督の甫木元空、キャストの山本圭祐、岩田龍門、赤塚実奈子、髙橋洋、川瀬陽太、川合ロン、福本剛士が登壇した。

監督の出身である越生町が舞台のこの作品。監督・甫木元空は「脚本を書く段階から、地元で撮りたいと考えていました。地元の子供たちにもでてもらいながら、なるだけ自分の少年時代にみていた原風景を映像化できたらと思っていたので、それがこういう場所で観て頂ける映画になって嬉しいです。」と感無量の様子で述べた。

監督と幾度となくタッグを組んできた主演の山本圭祐からは、越生での撮影には慣れていたものの、共演したキャストには緊張したとのエピソードも。また、しっかりと挨拶をする、はる役の岩田龍門くんに客席からはあたたかい拍手が送られた。

今年11月に亡くなったりりィも本作に出演している。川瀬陽太は「本当に今回個人的な収穫はりりィさんにお会いできたことでした。同じ空間で撮影をしていて、ただ座っているだけで存在感がある。でも、普段は気さくに話をしてくれて。本当にあの時間はかけがえのないものでした。」と撮影を振り返り、コメントを添えた。

映画「はるねこ」初日舞台挨拶の様子

本作は地方上映も決定。名古屋シネマテークにて1/14~、大分シネマ5にて1/21~、シネ・ヌーヴォにて1/28~、京都みなみ会館にて2/25~公開される。さらに、まつもと市民芸術館小ホールでの2/4の上映も決定している。上映に先駆けて監督の甫木元空が作詞・作曲を手掛けている劇中歌の公開も行われているのでチェックしてみてほしい。その他詳細は公式HP、もしくはSNSにて。

はるのうた 映画『はるねこ』劇中歌

はるのうた 映画『はるねこ』劇中歌

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幻灯会のテーマ 映画『はるねこ』劇中歌

幻灯会のテーマ 映画『はるねこ』劇中歌

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甫木元空
1992年埼玉県越生町生まれ。多摩美術大学映像演劇学科卒業。 在学中教授であった青山真治監督や塚本晋也監督から映画に触れ、自主映画を作り始める。 山本政志監督、橋口亮輔監督、瀬々敬久監督など数多くの作品で助監督を務める。 本作が初長編デビュー作。

出演者
山本圭祐、岩田龍門、赤塚実奈子、髙橋洋、川瀬陽太、川合ロン、福本剛士、りりィ、田中泯

監督・脚本
甫木元空

プロデューサー
青山真治
仙頭武則