『ホテル・ルワンダ』(04)でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされた実力演技派俳優、ドン・チードルが監督、主演、 脚本、製作を務めた『MILESAHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』が、12月23日(祝・金)より TOHO シネマズ シャンテほか全国順次ロードショーとなります。

没後25年マイルス・デイヴィス 初の映画化!ジャズ・ミュージックの歴史を語るうえで欠かすことの できない巨人であり、既存のジャンルやスタイルの枠を軽々と打ち破って革新的なサウンドを創造したマイルス・デイヴィス。

名優ドン・チードルが監督デビューを飾った本作は、クラウド・ファンディングで制作資金を募ってまで実現にこぎつけた念願のプロジェクト。輝かしいマイルス・デイヴィスのキャリアの中でも、5年間の空白期にスポットをあて偉大なる” 帝王”の音楽と人生の本質に迫る意欲作だ。

マイルス・デイヴィスを演じきったドン・チードルからメッセージ動画到着!

自身の手掛ける新作テレビシリーズ準備のため、ドンの来日は叶わなかったが、本映像は、先週 11/21~22 に本作のプロデューサーであり、マイルス・デイヴィスの甥ヴィンス・ウィルバーン Jr.が来日をした際にヴィンスの元に届いたもの。
日本のファンへのメッセージのほか 21 日に福島県沖で地震が発生したことを受けてのコメントとなっている。撮影された のはドンの自宅の横にある音楽スタジオだそうで、奥では愛犬が眠っており、プライベート感満載のリラックスした様子がうかがえる。

デンゼル・ワシントン主演のハードボイルド映画『青いドレスの女』(96)での演技が絶賛され、その後は映画、TV、 舞台と幅広く活躍。アフリカのルワンダにおける大量虐殺事件を題材に実物のホテルマンを演じた『ホテル・ルワンダ』 (06)では、アカデミー賞主演男優賞とゴールデングローブ賞男優賞(ドラマ部門)でのノミネートを果たし、その後『オーシャンズ』シリーズのバシャー・ター役、『アイアンマン2』などマーベルヒーローズシリーズのローディ/ウォーマ シン役など大作映画に次々と出演。
その一方で、TVシリーズ「House of Lies(原題)」では、自身で主演、製作総指揮、監督を務め高い評価を得ており、本作で満を持しての映画初監督デビューを飾った。

ドンは「このプロジェクトは動きだしては中断する、の繰り返しだったよ。
もっと実績のある監督ならばうまくいったかもしれないね。マイルスは決して後ろを振り返らず、常に前を向いていた。革新的でたくさんの作品を生み出し、スタイルが変わり続ける。僕はスタンダードな伝記映画と同じようなものではなく、マイルスの音楽と同じようなモード構造の作品にしようと決めたんだ。」と語る。
完成まで長い道のりを経たが、現在と過去が史実とフィクションの垣根を越え、マイルス・デイヴィスの人生と音楽が見事に凝縮された、ドン・チードル渾身の極上のエンターテイメント作品 となっている。

『MILES AHEADマイルス・デイヴィス 空白の5年間』 ドン・チードルコメント映像

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<STORY>
1970 年代後半のニューヨーク。長らく音楽活動を休止中のマイルス・デイヴィスの自宅に、彼のカムバック記事を書こうとしている音楽記者デイヴが押しかけてくる。しかし体調不良に苦しみ、ド ラッグと酒に溺れるマイルスは、創作上のミューズでもあった元妻フランシスとの苦い思い出にも囚われ、キャリア終焉の危機に瀕していた。やがてデイヴと行動を共にするうちに、悪辣な音楽プロ デューサーに大切なマスターテープを盗まれたマイルスは、怒りに駆られて危険なチェイスに身を投じていく。その行く手に待ち受けるのは破滅か、それとも再起への希望の光なのか......。

監督・主演・共同脚本・製作:ドン・チードル(『ホテル・ルワンダ』)
出演:ユアン・マクレガー、エマヤツィ・コーリナルデイ
音楽:ロバート・グラスパー
原題:MilesAhead /2015年 アメリカ映画/上映時間:101分
字幕翻訳:寺尾次郎/字幕監修:小川隆夫/PG-12
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

12 月 23 日(祝・金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー