フランソワ・オゾン監督の最新作"FRANTZ"の海外予告が公開された。
舞台となるのは、第一次世界大戦直後のドイツとフランス。原作は、もともと1930年に発表された舞台劇で、その後1932年にエルンスト・ルビッチ監督によって映画化された"Broken Lullaby"を基にしている。
ストーリーは、敵国として戦った2つの国にまたがるアドリアンとアンナの愛の物語。
モノクロでベースが撮影され、ところどころに効果的に入るカラーと合わせ、まるで絵画のような映像美を表現しています。
また情緒的で淡々と抑制された演出がされており、フランソワ・オゾン監督の円熟期の代表作となるのではないでしょうか--。
出演は、アドリアン役は『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネイ、アンナ役のポーラ・ビアは端正な美しさを見せており、今作が出品されたヴェネツィア国際映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ新人賞を受賞しました。