園子温監督が、完全オリジナル脚本で挑んだ最新作『ANTIPORNO』。
主演 冨手麻妙が、物憂げに横たわるエロティックなポスタービジュアルが解禁!
さらに、実力派女優・筒井真理子の出演情報が解禁!
本作で初の本格ヌードを披露!!


園子温監督が、自身のオリジナル脚本で挑んだ最新作は、ロマンポルノで「アンチポルノ」。本作のポスタービジュアルが解禁となり、今年のカンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞した『渕に立つ』での演技が絶賛される実力派女優・筒井真理子の出演情報が解禁となりました。

本作は、今年2016年で製作開始から45周年を迎える、日活ロマンポルノリブートプロジェクトの一環で製作された作品で、園子温監督のほか、塩田明彦監督、白石和彌監督、中田秀夫監督、行定勲監督ら第一線で活躍する監督陣が、完全オリジナルの新作を28年ぶりに撮りおろすことでも注目されています。

主演を務めるのは、本作が長編映画の単独初主演となる女優・冨手麻妙。
2015年に公開された園作品のほぼ全てに出演するなど、いま園子温がもっとも成長を期待する若手女優。見出した俳優が次々とブレイクしている鬼才が見初めた新しいミューズとして、冨手麻妙は「園監督の作品のためなら脱ぐ」と裸上等で難しい役所に挑戦しています。

©日活

そして今回初めて解禁されたキャストは、実力派女優・筒井真理子。
冨手が演じる京子のサディスティックな振る舞いを受け止めるマネージャー典子を演じ、カメレオン女優と評される幅の広い演技力で作品に堂々たる存在感を残し、物語中盤の<ある仕掛け>に最大限の効果をもたらしています。園子温監督からの信頼が厚く、沢山の園作品に出演しており、海外資本で製作され日本での公開未定のオムニバス映画『Madly』で園が監督をつとめた短編『Love of Love』では、主演を筒井真理子がつとめ、冨手麻妙も出演しています。
筒井真理子は、冨手と同じく本作で初めて本格ヌードを披露しており、美しく過激な問題作で本物の女優魂を魅せています。

解禁されたビジュルには、劇中にも登場する絵画(画家・篠原愛による)が使用され、物憂げに横たわる少女が夢みる虚構の世界が表現されています。新作ロマンポルノにも適用されているルール「10分に1回の濡れ場」が意外にもしっかりと守られているものの、園子温流の映画表現が爆発した作品に仕上がっています。

©日活

さらに、本作が12月8日から開催される第1回マカオ国際映画祭へ招待され、冨手麻妙が映画祭へ参加することが決定。マカオ国際映画祭は、世界3大映画祭であるベネチア国際映画祭など数々の国際映画祭ディレクターをつとめたマルコ・ミュラーが作品を選定し、今年立ち上げとなる第1回目ということで世界の映画関係者も注目しています。本作は、今を表現するアジア映画が対象となるガラ部門「Hidden Dragons」に出品されます。

【第1回マカオ国際映画祭】 開催期間12月8日〜12月13日
マカオで初めて開催される国際映画祭。立ち上げとなる第1回目ということで世界の映画関係者も注目する。国際コンペ部門や、コンペ外となるガラ部門があり、最優秀作品賞など8つの賞が設けられている。映画祭ディレクターを、ベネチア国際映画祭のディレクター時代に、数々の日本映画を世界に紹介したマルコ・ミュラー氏が務める。「クロスファイア部門」では、12人の東アジアの映画監督が、自分が影響を受けたジャンル映画から東アジア以外の作品を1本選んで上映する。12人の監督の中には、ジョン・ウーやパク・チャヌクなどアジアの巨匠監督が並ぶ中、日本からは園子温、黒沢清、三池崇史の3監督が参加している。(3監督の選定作品は、園子温監督「吸血鬼ドラキュラ」(テレンス・フィッシャー監督)、黒沢清監督「顔のない眼」(ジョルジュ・フランジュ監督)、三池崇史監督「殺しが静かにやって来る」(セルジオ・コルブッチ監督))

©日活

『ANTIPORNO』

小説家兼アーティストとして時代の寵児となった京子(冨手)。
極彩色の部屋に籠もり、マネージャー典子(筒井)が伝えるスケジュールを
分刻みでこなす毎日。現実と虚構、サディズムとマゾヒズム、自由と不寛容、
カリスマと奴隷・・・寝ても覚めても終わらない悪夢。
私は京子なのか?京子を演じているのか?
虚構と現実の狭間で、京子の過去の秘密が暴かれていく―。

©日活

監督・脚本:園子温
冨手麻妙 筒井真理子 
不二子 小谷早弥花 吉牟田眞奈 麻美 下村愛 福田愛美 貴山侑哉 
2016/日本/78分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R18+

2017年1月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開