大ヒット『オーバー・フェンス』が釜山でも熱狂!

『海炭市叙景』(10’/熊切和嘉監督)、『そこのみにて光輝く』(14’/呉美保監督)に続く、孤高の作家・佐藤泰志原作の函館三部作最終章『オーバー・フェンス』が、9月17日(土)にテアトル新宿他32スクリーンにて全国公開し、前作『そこのみにて光輝く』を超えるオープニング成績で大ヒットスタートを切り、現在も大好評公開中です。

蒼井優

本作は、原作者・佐藤泰志が執筆活動を諦めかけた頃、函館の職業訓練校にて過ごした自身の経験を基に執筆し、生涯最後の芥川賞の候補となった同名小説を、『マイ・バック・ページ』『味園ユニバース』など闇を抱えた人間たちに柔らかな光を与える名手・山下敦弘監督が映像化。

キャストは、主人公・白岩役にオダギリジョー、白岩と恋に落ちる女性・聡(さとし)役に蒼井 優、白岩と同じ職業訓練校の生徒・代島役に松田翔太など豪華キャストが出演。
ほか脚本に高田亮、音楽に田中拓人、撮影に近藤龍人、照明に藤井勇と国内外で高く評価された『そこのみにて光輝く』のスタッフ陣が再集結。邦画界を支えるスタッフ・キャストが圧倒的な底力で紡いだ、壊れかけた男と女の愛の物語が誕生しました。

このたび、本作が第21回釜山国際映画祭「アジア映画の窓」部門にて出品され、公式イベントにキャストが登場しました。

蒼井優、山下敦弘監督

蒼井優、山下敦弘監督

蒼井優、山下敦弘監督

蒼井優、山下敦弘監督

キューバから駆け付けたオダギリジョーは「何もかもが楽しい!」蒼井は「すごく楽しみにして来た」と語るなど、楽しいイベントとなりました。

『雷桜』以来6年ぶりの参加となる蒼井 優と今回で5回目の参加となる山下敦弘監督は10/14(金)のオープントークに参加。
冒頭、山下監督は「僕は釜山国際映画祭5回目になるんですけど、映画祭の中でも人も町も一番リラックスできる映画祭なので、すごく楽しみにやってきました。」とご挨拶。

蒼井が韓国語で「こんにちは。お久しぶりです。蒼井優です。」とご挨拶すると歓声があがりました。続けて「今、映画の撮影の真っただ中ですが、そのチームが釜山は絶対行っておいでって言ってくれたので、今日は来ることができました。すごく楽しみにきたので、よろしくお願いします。」と喜びを語りました。
会場には韓国のファンだけではなく日本から来た熱狂的なファンの方もいて、その人気の高さを証明していました。

さらに蒼井は自身が演じた聡という役柄、作品に関して
「幼い男の子みたいな純粋さを持ったがゆえに社交というものとの折り合いをつけられずに葛藤している役でした」
「客観性を失ったままいっぱいいっぱいでの撮影になってしまったので、出来上がった作品は客観的に見ることが出来、自分が映っているという感じがしなかったです。自分で見たことのない表情が映っていたので新鮮でした。」
と語り、山下監督は
「(オダギリ・蒼井の)二人としっかり映画というもので一緒にやってみたいという気持ちが強かった。」と語りました。

その後、同日の夜に、アジア最大級のスクリーンサイズを誇るCGV センタムシティ スタリウムにて上映&舞台挨拶を実施。当日のチケットは380名分が即完売!
当日は新作の撮影でキューバに滞在していたオダギリジョーがキューバからそのまま釜山入りして途中参加。蒼井 優、山下敦弘監督と共に登壇いたしました。

オダギリジョー

オダギリジョー、山下敦弘監督

オダギリは「キューバから帰ってきて何もかもが楽しい!」とハイテンションで、「今日はなんでも答えます!」と宣言。
蒼井、山下監督と共にお客さんとのQ&Aを実施しました。
ラストはお客さんを一緒に撮影、夜遅くお越しいただいたお客様へ手をふり、大歓声の中、公式上映は終了しました。
そして、翌15日(土)は、会見に続いてクロージングセレモニーを行い、釜山シネマセンターにてオダギリジョー、松澤 匠、山下敦弘監督、方言指導のZICCOがレッドカーペットを歩きました
。セレモニー会場に集まった5000名の大歓声の中、映画祭の閉会に華を添えました。

オダギリジョー✖︎蒼井優そして山下敦弘監督

以下、オダギリ、蒼井、山下監督のコメントです。

オダギリジョー コメント

「釜山国際映画祭がなかなか難しい状況にあるということは聞いていますが、釜山国際映画祭はアジア最大の映画祭の一つだと思いますので、いろいろな困難はあるとは思いますが、続いてもらいたいと想いが大きいですし、何か映画祭に恩返し、僕ができることがあればと思い、今回も参加いたしました。
また来たいと思いますし、いつまでも応援するつもりです。」

蒼井 優 コメント
「釜山国際映画祭は私にとってとても大切な場所で、学生の頃から役者をずっとやっていて、本当にやらなきゃいけないことは勉強だと思っていながら、役者をやっていることの後ろめたさがありました。
勉強をする道に戻らなくてはと思いながら、ずっと役者をやっていたので、自分が映画が好きだってことを認めちゃいけないと思っていましたが、『花とアリス』という作品で、釜山国際映画祭に参加させて頂いた際に、会場に映画が好きな人しかいないんだって気づいた瞬間、嬉しくて幸せな気持ちでいっぱいになり、その時に、いつ勉強の道に戻るのかというのを考えていましたが、役者を辞めるリミットを決めずにやろうと思わせてくれたのが、釜山でした。これからもずっとみなさんと映画というものを純粋に楽しんでいけたら幸せだなと思いますし、また釜山に呼んでいただけるような役者でいたいなと思っています。」

山下敦弘監督 コメント
「韓国の方へ、ぜひ映画を観てくださいしか言えないのですが、映画でしかできないことをいろいろやりたくて撮った映画です。映画の力を信じることができる、信じることができた映画、自分の中でも特別な作品になりました。また韓国でも今後公開しますので、ぜひその時にも観てほしいと思います。」

今後、12月に台湾公開、3月に韓国の公開が決定しています。

『オーバー・フェンス』本予告

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ストーリー
家庭をかえりみなかった男・白岩は、妻に見限られ、東京から故郷の函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。訓練校とアパートの往復、2本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。白岩は、なんの楽しみもなく、ただ働いて死ぬだけ、そう思っていた。そんなある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島にキャバクラへ連れて行かれ、鳥の動きを真似る風変りな若いホステスと出会う―。名前は聡(さとし)。「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」そんな風に話す、どこか危うさを持つ美しい聡に、白岩は急速に強く惹かれていくが…。

監督:山下敦弘 
脚本:高田 亮  
出演:オダギリジョー 蒼井 優 松田翔太 北村有起哉 満島真之介 松澤 匠 鈴木常吉 優香
配給:東京テアトル+函館シネマアイリス(北海道地区)
 ©2016「オーバー・フェンス」製作委員会