映画「淵に立つ」(10月8日公開)主題歌となる「Lullaby」は、現在17歳の歌手・HARUHIが映画の世界観をとらえて書き下ろした楽曲。主題歌を絶賛していた深田監督にミュージックビデオのオファーが舞い込んだ。
HARUHIは5月に佐藤健と宮﨑あおいの初共演で実写映画化された『世界から猫が消えたなら』主題歌「ひずみ」でデビュー。iTunes J-POPアルバム初登場1位、レコチョク上半期新人ランキング2位を記録するなど、その歌唱表現力が大きな話題となっているアメリカ・ロサンゼルス出身の17歳。前作から2作続けて映画主題歌への起用となり、その圧倒的な声に映像作家からのラブコールが殺到している。
今回の主題歌は全編英語詞によるHARUHIの新曲「Lullaby」。映画の世界観をとらえてオリジナル楽曲として書き下ろして完成した。作詞・作曲はHARUHI。編曲は小林武史、HARUHIの共作。
深田晃司の監督人生初となるミュージックビデオは、HARUHIのリアルすぎる死体が、「Lullaby」=「子守唄」を聞きながら少しずつ蘇っていく様子が1カメ長回しで映し出されるという、“絵画のように美しい、死体が蘇る衝撃映像”が完成した。
1999年2月25日 ロサンゼルス生まれ。現在17歳。
12歳の時、学校のミュージカルの主役に抜擢され、数ヶ月間の練習と本番を経て歌手への志を持つ。
13歳から楽曲制作を開始。ルーツ・ミュージックからオルタナティブ・ロックまで、膨大な幅の音楽を吸収し、即興性を含む柔軟で鋭敏な歌唱表
現力や楽曲制作力は、関係スタッフに、次世代の真の女性アーティストの誕生を予感させる。
映画「世界から猫が消えたなら」の主題歌に「ひずみ」が決定し、2016年5月デビュー。
「ひずみ」はiTunes J-POPアルバム初登場1位、レコチョク上半期新人ランキング2位を記録。
Official HP : www.haruhi99.jp
映画『淵に立つ』
『歓待』『ほとりの朔子』『さようなら』など話題作を世に出し続け、本作で小説家デビューも果たした深田晃司監督。 圧倒的な人間描写で“家族”を問い直す、2016年最大の衝撃作
郊外で小さな工場を営む夫婦とその一人娘。ある日、夫の旧い知人だという男がやって来て、奇妙な共同生活が始まるが、やがて男は残酷な爪痕を残して去っていく…。 30代の若さで世界の映画シーンにその名を刻み続ける深田晃司監督の最新作が、カンヌ国際映画祭に初参加でいきなり公式部門にノミネートされ受賞を果たした!カンヌでは「日本で最も創造的な映画監督の1人」「ロベール・ブレッソンや大島渚を彷彿とさせる」など世界が熱狂・絶賛した、未だかつて誰も見たことのない衝撃の家族ドラマ。主演は、マーティン・スコセッシ監督『沈黙-サイレンス-』など国際的活躍もめざましい浅野忠信が、怪しくも魅力的な佇まいで家族を翻弄する男を熱演!夫婦役には、深田組常連俳優の古舘寛治が寡黙な夫役で新境地を見せ、変幻自在な演技が評判の筒井真理子が妻の心身の変化を凄まじいまでの説得力で体現。そのほか、日テレ「ゆとりですがなにか」の強烈なキャラクターで話題、TBSドラマ「仰げば尊し」、12月公開『アズミ・ハルコは行方不明』出演など若手俳優要注目の太賀が重要な役どころで出演している。
監督・脚本・編集:深田晃司 出演:浅野忠信、筒井真理子、太賀、三浦貴大、篠川桃音、真広佳奈、古舘寛治
主題歌:HARUHI「Lullaby」(Sony Music Labels Inc.) 10/5(水)配信リリース
小説:「淵に立つ」深田晃司著(ポプラ社/9月15日刊行)
カンヌ受賞映画「淵に立つ」主題歌・HARUHI『Lullaby』
深田晃司監督初ミュージックビデオ作品
Lullaby –movie ver.-
作詞 HARUHI
作曲 HARUHI
編曲 小林武史, HARUHI
Close your eyes
Lay your head to sleep
Dim the lights
Fall into your dreams
The sun will say goodnight
You will close your eyes
The sky will turn its lights off
Hear this lullaby
I'll be close to you
You'll be waking up in my arms
My darling love
Step into your dreams
The sky will turn its lights off
Hear this lullaby
to sleep
<和訳>
目を閉じて
寝るために頭を横にして
明かりを暗くするね
夢の中に入っていきなさい
太陽がさようならを言う
あなたは目を閉じる
空は明かりを消す
このララバイをお聞きなさい
わたしは側にいるよ
私の腕の中でおきるんだよ
愛する人よ
夢の中へとお行き
空は明かりを消す
このララバイをお聞きなさい…そうすれば眠れるよ
撮影秘話
MVの撮影は映画「淵に立つ」のロケで使用された埼玉県のとある工場で行われた。
最初に目を覚ましてほほ笑むHARUHIのシーンの本番撮影が行われ、続いてHARUHIの死体が徐々に腐敗していくシーンの長回し撮影となった。
HARUHIのリアルすぎる造形は、特殊メイク・造形工房 自由廊にて実際にHARUHIの型をとって制作されたリアルマネキン。
HARUHIと全く同じポーズで置かれたこのマネキンは、実は中身がチョコレートで作られており、高熱で溶かしていくことで、リアルに腐敗していくように見えるという仕組み。
MVではこの長回し映像を逆再生させることで、HARUHIが死体から徐々に蘇っていくように見える。
また、あらかじめ逆再生の状態で撮影された、壁に投影された映像は、元通り自然に再生されるというギミックも!
深田監督の作家性あふれる、インパクトと芸術性の高いミュージックビデオが完成した。
HARUHIコメント
深田監督との今回のコラボレーションは、MVのコンセプト、生きること・死ぬことへの考え方が素晴らしいと思いました。
人が生まれてから死ぬまでのタイムラインをこの2分間で描かれていると思います。
生き方、人間関係、誰かのためにどんなことをしてあげられるのか。自分に対して問いかけるような想いをこの楽曲で表現しました。
映画と音楽、そしてMVの3つが連動したアート作品になったことを嬉しく思います。
深田監督コメント
MVのコンセプト
「Lullaby」の中で歌われる眠りにつくこと、夢を見ることを、誰にも訪れる死の訪れになぞらえて、正しく流れる記憶の時間と死から生えと遡る不思議な肉体をひとつの画面に併置するアイディアを思いつきました。ミュージックビデオでありながら、これだけ好き勝手な企画を面白がってくれたHARUHIさんに感謝します。
撮影時のエピソード
小さい芝居というのは、実は大きい芝居よりも難しかったりするのですが、HARUHIさんは素晴らしい集中力でとても豊かな小さな笑顔を見せてくれました。
技術的には、『さようなら』という昨年作った映画のある重要なシーンでの、肉体が物質的に朽ちるまでをCGなしでワンカットで捉える手法を換用しました。『さようなら』のときと比べ写実的なリアルな死体というよりも、リアルと抽象の間ぐらいの、ちょっと不気味で美しい、絵画的な絵を作り出すことができたのではないかと思います。
ちなみに、撮影場所は『淵に立つ』のメインロケ地を拝借しました。
出来上がった感想
HARUHIさんの持つ若さと美しさをそのまま切り取ることのできたラストの瞬間がとても気に入っています。
主題歌:HARUHI「Lullaby」(Sony Music Labels Inc.) 本日10/5(水)より配信リリース
iTunes : https://itunes.apple.com/jp/album/id1157863699?at=10lpgB&ct=4547366278842_yt&app=itunes
レコチョク : http://recochoku.jp/artist/30532179/
mora : http://mora.jp/package/43000001/4547366278842/