近年、海外国内を問わず女性監督が注目を浴びることが増えている。そんな中、次世代の映画界を担う注目の若手女性監督を集め、バトル形式で上映を楽しむ企画「紅白映画合戦」がきたる10月10日に開催される。全8作品の上映で、全作品の監督が来場予定である。グッズ販売も併せて行われるなど、女子度の高い映画上映イベントになっている。

紅白映画合戦

上映作品一覧 (10日上映順)

【亀山睦実監督『ゆきおんなの夏』/2016年/47分】

真冬の東京で、ゆきおんなのゆきは、人間に恋をした。 温かな彼の瞳に、その微笑みに少しでも近づきたいと願った。 神様は恋の記憶と引き換えにゆきに人間の体を与え、ゆきは彼と出会ったあの場所に降り立った。 真夏の東京で、ゆきはまた少しずつ、恋におちていく…

【塚田万理奈監督『還るばしょ』/2014年/36分】

歯科衛生士として働くちかげは毎日を淡々と過ごしている。女友達の家に泊まりに行く彼氏を許し、付き合っている意味を同僚からも問われ、姉には「ちかげってなんかつまんなそーだよね」と言われても、それが幸せとも不幸とも感じていなかった。そんな日常が少しずつ、ちかげ自身を受け入れさせなくなっていく…。

【新藤早代監督『こたつむり』/2016年/25分】

雨がちらつく春の晩ーー。とある地方から出てきた女、おのでらりつは年上の男と居酒屋のこたつ席に入った。ほろっと酔った頃、りつは友人のまどかを偶然見つける。するとりつはこたつと離れられなくなって、終電を逃してしまう…。

【川崎僚監督『笑女クラブ』(しょうじょくらぶ)/2014年/20分】

みんなを笑顔にすることがモットーの「笑女(しょうじょ)クラブ」。 部長の美和子は笑わない優等生・要をどうにか笑わせようとするのだが、要に「笑うなんて無駄だ」と言われ、大切な“友だち”を否定されてしまい……。計算式が結ぶ、女子高生二人の友情物語。

【野本梢監督『私は渦の底から』/2015年/27分 】

自身がレズビアンであることに悲観的な希子は、親友への想いを断ち切って地元へ帰る決意をする。しかし、突然親友が連れて来た恋人に挑発され、一度はあきらめた彼女への想いを再燃させていく。

【野本梢監督『わたしが発芽する日』/2016年/28分 】

アスペルガーの優子と姉の紗耶は実家を離れ仲良く二人暮らし。しかし年を重ねるにつれ、二人の関係は変化を強いられていく。

【石橋夕帆監督『ぼくらのさいご』/2015年/33分】

夏休み中、夏期講習での登校日。悦子のクラスでは“宇宙人が呼べるかもしれない”という話題で盛り上がり数日後の夜に集まって「宇宙人を呼ぶ会」を行う事に。

【石橋夕帆監督『それからのこと、これからのこと』/2016年/15分】

卒業式の前日、菜央は思いを寄せる裕太と教室で2人きりになる。果たしてそれから二人は─。卒業式を巡る二つの物語。

※15日のみ上映 【首藤凛監督『さよなら沢田先生』/2013年/16分】

受験生の尾藤は塾の講師である沢田先生のことが気になって仕方ない。単語帳を眺めると、彼と他の生徒が食卓を囲む情景がひとつひとつ浮かんでくる。ある日の朝、尾藤は自宅の庭で蚊を捕まえて、まだ沢田先生しかいない塾へ向かうのだった。

PFFや下北沢映画祭、MOOSIC LABなどでも注目されている首藤監督の処女作を上映する後夜祭も開催!

紅白映画合戦―後夜祭ー


10日の勝利チームの監督+首藤凛監督によるロングトークショーが行われ、同世代の女性監督ならではの悩みや本音炸裂の濃厚トークが見られること間違いなしだ。

【紅白映画合戦】開催概要

日程|10月10日(祝月)&後夜祭15日(土)
時間|13:30-19:00
会場|東京・世田谷「エムズ・カンティーナ」
   世田谷区上馬4-4-8 新町駒沢ビル 2階
   (東急田園都市線・駒沢大学駅1分)
料金|2,400円 (自由席・1ドリンク代別途必要)
ご予約・お問合せ|エムズ・カンティーナ(03-6805-5077)
予約フォーム|https://ws.formzu.net/fgen/S13353355/
※満席時は予約の方から優先のご案内になります。予約状況については会場にお問い合わせ下さい。

若手女性監督特集<紅白映画合戦>上映イベント予告編!!!

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