女性6人を中心に描かれる群像劇『うつろいの標本箱』の予告編が解禁!!!

 長編第一作『くじらのまち』がベルリン国際映画祭をはじめ、世界10ヶ国以上で上映され好評を博し、続く『過ぐる日のやまねこ』(2015)が第15回マラケシュ映画祭で審査員賞を受賞するなど今まさに活躍を期待される若手監督、鶴岡慧子。

©2015 タイムフライズ

彼女が、孤高のミュージシャン黒木渚のアルバム「標本箱」をモチーフに作り上げた『うつろいの標本箱』は、女性6人を中心とした群像劇だ。

この度、解禁された予告編には、20代から30代の男女がそれぞれの悩みや思いを抱えて、誰かに出会う様が、何気ない生活の一断面を切り取った点描のように描かれている。
また、後半で一人の男の死を告げられたシーンから、黒木渚による劇中歌「金魚姫」が流れ、クライマックスに至る映像を彩っている。

『うつろいの標本箱』予告

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予告編解禁に加えて、1988年に公開された伝説のカルトムービー『追悼のざわめき』を監督した松井良彦さんによるコメントも到着。
本作を観て「若者ならではの、繊細で、愛くるしく、時に未熟な、そんな心の動きが煌(きら)めいている」とコメントしている。

私が興味を抱いたのは、鶴岡監督が日々の生活でおこる物事に、何を感じ、どう考え、どのように捉えて、過ごしているのだろうかということです。というのも、この映画には監督の好奇心による視点と感受性が、巧みなタッチと相まって、観る者を愉快にさせてくれるセンスに結びついていると感じたからです。だから、十数人の登場人物の気持ちが、しっかりと受けとめることができ、そして、そこに生まれた若者ならではの、繊細で、愛くるしく、時に未熟な、そんな心の動きが煌(きら)めいていると思ったのです。
―松井良彦(映画監督)

©2015 タイムフライズ

『うつろいの標本箱』(2015/日本/デジタル/95分/カラー)
出演:櫻木百、小川ゲン、赤染萌、小出浩祐、橋本致里、佐藤岳人、illy、佐藤開、岡明子、伊藤公一、大森勇一、森田祐吏、小久保由梨、今村雪乃、渡辺拓真
監督:鶴岡慧子
製作・配給:株式会社タイムフライズ
配給協力・宣伝:岩井秀世
エンディングテーマ/「テーマ」黒木渚(ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
©2015タイムフライズ

2016年10月29日(土)より渋谷ユーロスペースにて公開!