すでに76か国が発表されている2017年のアカデミー賞外国語映画部門。
その中から、気になる作品(常連国、有名監督)を16本ピックアップしてみました。
カナダからはグザヴィエ・ドラン。スペインからはペドロ・アルモドバル、フランス代表としてのポール・ヴァーホーヴェン。ドイツ代表 『Toni Erdmann』のマレン・アデ監督も前評判高いですね。フィリピンはブリランテ・メンドーサ監督そしてメキシコからはアルフォンソ・キュアロンの息子のホナス・キュアロンが選ばれています。最終的には80カ国強の国から選出されて最終選考になります。
第89回アカデミー賞外国語映画部門のノミネート候補作9本は17年1月17日(現地時間)に発表。
最終的なノミネート作5本は翌週24日に発表される予定となっています。
予告だけではわかりませんが、今から予想してみるのも楽しいのでは---。
カナダ代表 『IT'S ONLY THE END OF THE WORLD』
カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門グランプリ。
グザヴィエ・ドラン監督は2009年の『マイ・マザー』、2014年の『Mommy/マミー』に続いて、2年ぶり3回目の米国アカデミー賞 外国語映画賞 カナダ代表 となる
出演はギャスパー・ウリエル、レア・セイドゥ、ヴァンサン・カッセル、マリオン・コティヤールなど
イタリア代表 『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』
“Fire at Sea(Fuocoammare)”
ジャンフランコ・ロージ監督
ベルリン国際映画祭2016 コンペティション部門金熊賞作品。
以外にもロージ監督イタリア代表は初となります。
イギリス代表 『UNDER THE SHADOW』
Babak Anvari監督は初長編作品で選ばれました
スペイン代表『ジュリエッタ』
ペドロ・アルモドバル監督は6回目の選出で、監督としては9人目。2回目の受賞なるか?
ドイツ代表 『Toni Erdmann』
カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門 国際批評家連盟賞受賞作
マレン・アデ監督
フランス代表 『Elle』
主演にイザベル・ユペール。
ポール・ヴァーホーヴェン監督にとって初めてのフランス語作品となる。
ロシア代表『Paradise』
ヴェネツィア国際映画祭2016 コンペティション部門監督賞受賞作品。
監督はアンドレイ・コンチャロフスキーで14年ぶりで2回目のロシア代表 選出となる。
オーストラリア代表『Tanna』
Martin Butler、Bentley Deanの二人が監督。ドキュメンタリーから初のフィクションに挑戦した。
ヴェネツィア国際映画祭2015 国際批評家週間 国際批評家週間賞
メキシコ代表 『Desierto』
父アルフォンソ・キュアロンの『ゼロ・グラビティ』で脚本を手がけたホナス・キュアロンの第2長編作となる。
チリ代表 『NERUDA』
パブロ・ラライン監督は2年連続の代表。パブロ・ネルーダの知られていない生き様を描く。
イラン代表『The Salesman』
アスガー・ファルハディ監督は2年ぶり4回目の選出となる『別離』では外国語映画賞受賞を受賞しており、2回目なるか?
カンヌ国際映画祭2016 コンペティション部門 脚本賞、男優賞受賞作.
アジア圏 (中国はまだ発表されていません)
フィリピン代表 『Ma'Rosa』
ブリランテ・メンドーサ監督『Ma'Rosa』
韓国代表『The Age of Shadows(Miljeong)』
監督はキム・ジウン
出演はソン・ガンホ、コン・ユ、ハン・ジミンまた、日本人では鶴見辰吾が出演している。
香港代表 『踏血尋梅』
フィリップ・ユッグは、米国アカデミー賞 外国語映画賞 香港代表 初選出。アーロン・クオック、エレイン・ジン、パトリック・タムなどが出演
台湾代表 『只要我長大』
Laha Mebow(陳潔瑤)監督第2作となる長編
日本代表『母と暮らせば』
日本からは山田洋次監督の『母と暮らせば』が選ばれています。