http://www.etonline.com/news/190727_amal_clooney_to_represent_isis_rape_survivor_victims_of_yezidi_genocide/
ジョージ・クルーニーの妻で国際弁護士のアマル・クルーニーは月曜、米NBCの朝の情報番組『トゥデイ』で異例のインタビューに応じた。
人権派弁護士として世界で活躍していたクルーニーは、クルド系少数派のヤジディ教徒に対して行われた「ジェノサイド(大虐殺)」をめぐって、テロ組織ISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)を裁くために法廷に立つ決意を語ったという。
すでに、3日前にはニューヨークの国連本部で、自らも演台に立った上で、ヤジディ教徒の迫害に対して国連は無策だと批判した。
今回のインタビューでは、2014年から数カ月間にわたってISISに拘束されるも奇跡的に脱出に成功したナディア・ムラドさんの訴えを聞き、彼女自身が集団レイプを受け、タバコの火などもなんども押し付けられたという現実と、ヤジディ教徒を迫害し、男や高齢の女性は集団で殺害、若い女性は性奴隷にされているという証言から今回の告発に至ったことを述べている。
すでにISISは、ナディアさんに対して脅迫状を送りつけており、アマル・クルーニーはヤジディ教徒側の弁護人として立ち、残虐な犯罪行為の加害者であるISISに法の裁きを受けさせるつもりだと話した。
アマル・クルーニーはオックスフォード大学卒業後、2013年には、英国で最もホットな女性弁護士1位に選ばれており、ウィキリークス創設者のアサンジ容疑者の弁護なども担当。世界でも有数の人権派弁護士として有名だ。
ただこの件に関しては、相手がISISであることから、夫であるジョージ・クルーニーとも十分に相談の上、彼もこれほど世界で注目されている訴訟に関わるからには、相応のリスクがあることも承知し、なおかつ覚悟もしていると答えたという。