今週の上映作品は「ニュースの真相」「ロングトレイル」「ヒップスター」、の三本です。

今週は「ニュースの真相」と「ロングトレイル」と二本の主演作が続けて公開されるロバート・レッドフォードに焦点を当ててお送りしましょう。

さて、最初のコーナーは「カレイド シアター あなたの、指定席」。
今週は懐かしのスター、ということで、ロバート・レッドフォードをご紹介。
まぁ、懐かしの、といっても現役バリバリ、ですけれどね。

ロバート・レッドフォード

 ロバート・レッドフォードは1936年8月18日、カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。父はスタンダード石油の会計士でした。
高校卒業後、母を失いますが、野球の特待生としてコロラド大学に進学します。
大学で投手として活躍していましたが、車のホイールを盗んだり、未成年なのに飲酒したりとやんちゃなところを見せ、特待生の資格を失い、大学を中退します。
画家になるためにヨーロッパに渡ることを決意し、石油掘削の仕事などをして資金を貯め、パリとフィレンツェに向います。
アメリカに戻り、舞台美術家になろうとニューヨークのアメリカ演劇アカデミーに入りますが、俳優志望に転向し、舞台やテレビに出演しつつ1960年に「のっぽ物語」で映画デビューします。
1962年ブロードウェイの「裸足で散歩」に出演し、同作のスマッシュ・ヒットにより一躍注目の舞台俳優になりました。
5年後、1967年。「裸足で散歩」が映画化されることになり、舞台と同じ役を映画でも演じて注目を浴びます。
そして1969年、アメリカン・ニューシネマの傑作『明日に向って撃て!』に出演。実在したアウトローのサンダンス・キッドを演じます。「明日に向って撃て」は興業的に大成功を収め、レッドフォードは一躍スターダムに上り詰めたのです。

「明日に向って撃て!」のサンダンス役のロバート・レッドフォード 共演はポール・ニューマン

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 今でも十分ハンサムなレッドフォードですが、若いころ、1970年代前半までは、それはもうハンサムだったんですよ。
私は1973年ころからハリウッド映画を見始めたんですが、その当時、映画雑誌のスターの人気投票ではアラン・ドロンがNo.1をずっとキープしていて、それを落とすためにせっせと投票したのがレッドフォードでした。「追憶」みて気にいっちゃったんですね。まぁ、そのあとブルース・リーに投票してましたから、単なるミーハーだったんですけれど。
話がずれましたね。すこぶるつきのハンサムだったという話でした。でも、それが、当時は彼にとってはマイナスに働いたんですよ。
 1960年代後半からは、アメリカ映画界にとってはアメリカン・ニューシネマの時代。俳優は顔も個性的なほどいいという時代です。もちろん、ウォーレン・ビーティもポール・ニューマンも二枚目ですが、レッドフォードは、金髪・ブルーアイズにちょっと角ばった顎というのが、WASPのインテリ・エリートそのものって感じで、ハンサムすぎると思われたんですね。
 「裸足で散歩」でも真面目一方の若い弁護士の役で、新婚のちょっとヒッピーじみた妻に批判されるって役でした。もう、ぴったり!

 ニューシネマの時代でもメイン・ストリームの映画はすたれたわけではないというお話をしたと思いますが、レッドフォードはそんなメイン・ストリームの映画で二枚目役を演じて、人気スターになりたいとは思わなかったんです。それでそういう役を断ったこともあったでしょうし、逆に落とされたこともありました。
 
例えば「卒業」のベン。ダスティン・ホフマンがやった役ですが、あれは監督のマイク・ニコルズが、レッドフォードではハンサムすぎて、女の子と上手く付き合えない男には絶対見えないという理由で落としたそうなんですね。
あと、「ゴッドファーザー」のマイケルの役もプロデューサーはレッドフォードを押していたんだけれど、コッポラが嫌がってアル・パチーノにやらせた、という話もあります。まぁ、レッドフォードだとシチリア人には見えないですがね。プロデューサーは北イタリア人には見える、と推してたようです。
 というわけで、「裸足で散歩」で注目されてから、二年もたってやっと次の作品が決まった、のが1969年「明日に向って撃て」だったのです。
実在のアウトローで、あまり賢くはないサンダンス・キッドを、髭を伸ばして、二枚目ぶりを隠して演じ、ブレイクしたんですね。
それ以降は順調にいい役に巡り合っていますが、なんか、ええーい、もう二枚目役だっていいや、レッドフォードが欲しいって役なんだから、という開き直りがあるような気が…。いや、気がするだけですけど。けっこう二枚目の役が多いです(笑)
レッドフォード自身、なかなかのスポーツマンで、スキーと、大学の特待生になったくらいの野球はとくに好きらしく、投手役の「ナチュラル」とかスキー選手役の「白銀のレーサー」なんてのもあります。
けれど、なんといっても自分が持っているユタ州の土地をスキーリゾートにしてしまったあたりが、面白い。
1980年には初めて監督した映画『普通の人々』でアカデミー監督賞を受賞したのですが、翌1981年に、彼が所有していたユタ州のスキーリゾート、パークシティに、若手映画人の育成を目的としてサンダンス・インスティテュートを設立。優秀なインディペンデント映画とその製作者を世に送り出すためにサンダンス映画祭を開催しています。
今やこの、「明日に向って撃て」の役名サンダンス・キッドから名前を取った映画祭、サンダンス映画祭は、インディペンデント系映画人憧れの映画祭です。ハリウッドのプロデューサーも有望な新人を探すために通ってくる場になっているし、ここで賞を取ると世界の映画祭からも注目されて上映されたりするんですよ。

 今も製作・監督・出演と、各分野で活躍していて、映画界だけではなく、リスペクトを集めているレッドフォードは、映画の中ではよく、リベラルな役を演じています。
「候補者ビル・マッケイ」「大統領の陰謀」「アンカー・ウーマン」などはそのものズバリです。
私の好きな「追憶」では、赤狩りの頃の脚本家の役なんですが、志を貫くバーバラ・ストライサンドのヒロインに対してひよってしまう男を演じていました。
このごろはリベラルのイメージを逆手に取って「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」みたいに悪役なんかもやるようになりました。

『ロングトレイル』

そして、8月5日公開の「ニュースの真相」では、CBSニュース番組のアンカー、ダン・ラザーを演じています。7月30日公開の「ロングトレイル」でも主演していますが、こちらはコメディ。
まもなく80歳のレッドフォードが、ニック・ノルティと一緒に3500キロメートルのアパラチア・トレイルに挑戦するというバディものです。
最新作をご紹介する「カミング・スーン」のコーナーとして、今週はこの二本をご紹介しましょう。ロバート・レッドフォードまつり、ですね。

まずは7月30日公開の「ロングトレイル」です。
 原作は旅行作家ビル・ブライソンのベストセラー。全長3500キロというアパラチアン・トレイルを歩く中年男のルポルタージュ文学です。
 この原作を、レッドフォードがふと手に取ったのは2002年。2015年の作品なので、14年がかりで映画化したことになります。
最初にこの本を読んだレッドフォードは「ポール・ニューマンと僕が共演したら」と思ったのだとか。2002年だと、レッドフォード66歳ニューマン77歳。ニューマンは2008年に亡くなっているのでまだ十分に可能性はありました。だいたい、現在レッドフォード79歳ですもの。
アパラチアン・トレイルはアメリカ東部を縦に貫く山地を歩くコースです。映画の中で旅する二人のおじいさんが崖から崖下を流れる急流を覗きこむシーンがあります。
それを見て、私はハッとしました。このシーン、「明日に向って撃て」の名シーンへのオマージュなんですよ、きっと。
山に逃げ込んだブッチ・キャシディとサンダンス・キッドは崖に追い詰められます。崖の下には急流が流れ、追っ手から逃れるには川に飛び込むしかありません。川を覗きこむ二人。飛び込もうとするブッチですが、キッドが躊躇し、告白します「俺は泳げないんだ!!」
あのシーン、ですね。
そう思ったら、なんかグッときちゃって。
もしニューマンとの共演だったら、この映画どういう風になっていたのかなぁって考えちゃったんです。
今回、レッドフォードの相棒を務めるのは、ニック・ノルティ。彼もなかなかいいんですが、ニューマンとはタイプが違いますからね。だいぶ違う映画になったと思います。
 ノンフィクション作家のビル。長いイギリス暮らしから、アメリカ・ニューハンプシャーにもどって20年。妻と子どもと孫たちに囲まれ、悠々自適の暮らしを送っています。この数年は人の本にお勧めの言葉を書くくらいしかすることもなく、やりたいこともない日々。けれど、最近多くなってきた知人の葬式に出るたびに、次は自分かも、と思うこともあるようになってきました。
 そんなある日。知人の葬式の帰り道、ふと見つけたのが家の裏手にあったアパラチアン・トレイルへの登り口でした。
 ジョージア州からメイン州まで3500キロメートルの自然歩道、アパラチアン・トレイル。調べれば調べるほど、踏破への衝動が高まり、家族の反対を振り切って、何が何でも歩くのだと決めるビルに、妻のキャサリンはしぶしぶ一つの条件を出しました。「ひとりはだめよ」と。
そこでビルは旅の相棒探しに取り掛かるのですが、昔の仲間は皆、老境に差し掛かり、誰一人としてビルに付き合ってくれる人はいませんでした。ところが、ある日、思いがけない人からの電話が入ります。
若いころヨーロッパを放浪したときのパートナー、カッツでした。すべてにだらしないカッツとは最後に喧嘩別れして以来音信不通だったのですが、どこからか、ビルが旅の仲間を探していると聞きつけて連絡してきたのです。
しかたなく、けれど渡りに船と、カッツとの旅を決めるビル。はたしてこのオールド・凸凹・コンビはアパラチアン・トレイルを踏破することができるのでしょうか?!
 と、まぁ出だしはこんな感じで、そうですね、15分くらいかな。もちろん、この後、珍道中が繰り広げられるわけですが、そこには年を取ることについてや、人生についてのいろいろなエピソードがちりばめられています。
 わたしなんか高尾山でもヒーヒー言っちゃうようなヘタレなもので、とてもこのような旅をする気にはなれませんが、そこが映画のいいところ。見ているだけで疑似体験。歩いた人にしか見られないような素晴らしい景色を見ることができます。このために、歩くのかぁ、と思いました。
レッドフォードとノルティのユーモラスな掛け合いも楽しく、質のいいバディムービーとしても楽しめる作品になっています。

「ロング・トレイル!」予告編

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『ニュースの真相』

レッドフォードまつり、次の作品は、8月5日から公開の「ニュースの真相」をご紹介しましょう。リベラル派の有名なニュース・アンカー、ダン・ラザーを演じ、リベラル派レッドフォードらしい作品です。

 2004年4月。イラク戦争のさなか、イラクにあるアブグレイブ刑務所でアメリカ兵による収容者の虐待が内部告発によって暴露されます。それを最初に取り上げたのが、ダン・ラザーがアンカーを務めるCBSのニュース特集番組、「60ミニッツⅡ」でした。この番組は大きな反響を得て、イラク戦争への反感を強め、ひいてはブッシュ再選へのマイナスになると考えられました。この番組が、次のテーマとして選んだのが、ブッシュの軍歴詐称疑惑でした。4年前、アル・ゴアとの大統領選の時に浮上した疑惑でしたが、問題を最後まで詰め切れなかったという、因縁のテーマです。

ブッシュはベトナム戦争時、州兵としてテキサス空軍に所属していたことになっています。ベトナム戦争時は徴兵制でしたが、州兵になれば派兵を逃れることができるので父のコネで州兵になったのではないかという疑惑でした。
対立候補のジョン・ケリーはベトナム戦争に従軍して負傷し、その後反戦運動にかかわったという経歴の持ち主で、もしブッシュがベトナム兵役を回避するために州兵になったとしたら、大きなスキャンダルになります。
公式記録によれば、ブッシュは州兵になった後も、健康診断を拒んで処分を受け、その後転属になってから1年間勤務した形跡がなく、明らかな職務怠慢を犯しているのに、6年契約のところを一年近く早く1973年に除隊しているというのです。

『60ミニッツⅡ』は調査チームを組み、関係者の取材に走り回ります。しかし、現大統領のスキャンダルに巻き込まれるのを嫌がり、誰も証言してくれるものが見つかりません。
調査が行き詰ったかと思えたとき、新しい情報提供者が現れます。ブッシュの上官だった故人キリアン中佐がその上司に対して書いた、訓練不参加などブッシュの職務怠慢とパイロットとしての適性のなさを相談する文書「キリアン文書」を提供してもいいという退役軍人からの連絡でした。
この文書を元に、上官から上官へとたどっていくうち、入隊がコネであること、ブッシュが軍務をさぼり、共和党候補の応援に行っていたりしたこと、州空軍パイロットであったという経歴詐称などが浮かび上がってきます。選挙の直前では選挙妨害になるので、放送できるぎりぎりは2004年9月8日と決まります。
証言を撮りため、キリアン文書の真否を筆跡鑑定などの専門家に検証してもらいと、何重にも裏を取り固め、あとは素材を編集して出すのみ、となります。テレビの場合、放送時間が決まっているので、どんな素材でも時間内に納めるために切り詰めていかなければなりません。たとえば専門家などは一言だけ残して前後をカットしなくてはいけなかったりするわけです。そんな作業が放送の直前まで行われます。
放送の反応はすばらしいものでした。しかし。
 2004年といえば日本でも国産SNSのサービスが始まり爆発的に広まっていった時期です。アメリカではもうすでにツイッターやフェイスブックなどが当たり前になり、「ブロガー」、つまり匿名の発信者の存在が無視できない時代になっています。
そんな時代を象徴するかのように、「60ミニッツ2」が報じたブッシュの軍歴詐称告発に、匿名の政治ウオッチャー系ブロガーがかみついたのです。
キリアン文書に使われている文字のフォントは当時のタイプには存在せず、この文書はパソコンで作られた偽物を、コピーを重ねて古く見せたものであるというのです。この話題はさっそく他のテレビ局に取り上げられ、「60ミニッツⅡ」は苦境に立たせられます。
そして…
 映画の主役は、ケイト・ブランシェットが演ずる「60ミニッツ2」の女性プロデューサー、メアリー・メイプスです。ダン・ラザーとは、信頼と尊敬で結ばれた同志であり、父との折り合いが悪いメイプスにとっては疑似的な理想の父と娘のような関係です。
 年を取ってからのレッドフォードは、頑張る女性たちを支えたり進路を示す「導き手」のような役を演ずることも多いのですが、今回のダン・ラザー役もそのひとつです。
 結局、「60ミニッツ2」スタッフたちの必死の釈明も役に立たず、番組とスタッフたちは「嘘の情報を流した」と断罪され、ダン・ラザーも長年勤めたCBSのニュース・アンカーの座を降り、退社することになってしまいました。
 映画はスタッフたちの調査は間違いではなかったこと、けれど強い圧力のもと、真相は闇に葬り去られてしまったことを描きます。
 歴史に「もし」はない、と言われますが、もしこのブッシュのベトナム逃れと経歴詐称問題が真実であると認められていたら、ブッシュの再選はなかった、かもしれません。そうすると今に続く中東の混乱は生まれなかった、かもしれないし、テロはこんなに世界を脅かさなかった、かもしれないのです。
 ただ真実を求めたい、知らせたいというスタッフたちの熱意を受け止め、それを最終的に視聴者に語りかけるためには何が必要なのかを指導するダン・ラザーの姿に、若い映画人たちを導こうとするレッドフォードの姿を重ねてしまう。そんな一本でした。

映画『ニュースの真相』予告篇<ロングVer.>

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サンダンス映画祭から生まれたディスティン・ダニエル・クレットン監督
『ヒップスター』

 では最後にもう一本、サンダンスつながりで、7月16日より新宿シネマカリテで公開中の「ヒップスター」という作品をご紹介しましょう。
「ヒップスター」は、2012年にサンダンス映画祭でプレミア上映された作品です。
監督はディスティン・ダニエル・クレットン。この作品が長編映画デビュー作です。

この前2009年に短編「ショート・ターム」でサンダンス映画祭で審査員賞を獲得しています。
2013年には「ショート・ターム」を長編映画化、世界で劇場公開しました。
さらに「ショート・ターム」の主演女優として起用したブリー・ラーソンが「ルーム」で今年のアカデミー主演女優賞を受賞し、「ショート・ターム」で彼女を見いだしたクレットン監督にも注目が集まりました。

では、まず「ヒップスター」から一曲聴いていただきましょう。タイトルのとおり、インディペンデント系のミュージシャンについての映画なので、音楽が重要な役割を演じています。
 サンディエゴでインディペンデント系シンガーソングライターとして活動しているブルック・ハイド。CDも出し、ファンが増え始めているところです。が、もう何ヶ月も全くやる気がでないし、曲作りどころか歌うことにすら情熱をもてなくなっています。
友人でやはりシンガーソングライターのクラークはそんなブルックを心配し、勝手にマネージャーを名乗って地元FM局の音楽番組ゲストの仕事をブッキングしたりしてくれるのですが、ブルックにはありがた迷惑らしく番組をぶちこわしにしてしまいます。
ブルックのスランプの原因は分かっています。大好きだった母親の死。三人の妹たちとも離れ、サンディエゴにきてもその傷は癒えず、ひとりとじこもるだけ。
そんなブルックのところに突然妹たちがやってきます。陽気で元気な三人姉妹と再会し、ブルックは久しぶりに笑顔を見せるのですが、三人姉妹はブルックが一番会いたくない人、彼らの父親もつれてきたのです。母の遺灰をサンディエゴの海にまくために。

 この監督、ストーリーもキャラクターも、特別な感じがしないしナチュラルで淡々としているんですよ、おもてむきは。けれど、一皮めくると本人にはとても真剣な悩みがあって、といってどうすればそれが解決するか、本人にはとんと分からない、という状況にあるんですね。それを監督はそっと一皮はがして観客にそっとみせてくれる。そんな感じなんです。見ちゃうと、なんか心配になりますよね、どうするんだろうこの人、どうすればいいんだろうこの状況、なんて、つい、親身になっちゃったりして。それがこの監督のいいところ、なんですね。
 そういう映画なので俳優たちが大切です。ナチュラルに、なにも考えていないようで、でも悩んでいると感じさせないといけない。これは結構難しいです。
 「ヒップスター」の主人公ブルックを演じているのは舞台「ジャージーボーイズ」や「レント」にも出演していたドミニク・ボガード。演技だけじゃなくて歌も歌えるので劇中のライブシーンなどは自分で演奏して歌っています。

『ヒップスター』劇場版予告篇 2016.7.30公開@新宿シネマカリテ

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