今年のサンダンス映画祭で、最も話題になり最終的に映画配給の争奪戦になった実話に基づいた奴隷革命ドラマ『THE BIRTH OF A NATION』の正式な海外予告が解禁になった。
俳優としても活躍しているネイト・パーカーが監督・主演し最終的に2016年のサンダンス映画祭でグランプリと観客賞の二冠を受賞。

1831年にヴァージニアで実際に起きた黒人神父の先導で行われた黒人解放運動「ナット・ターナーの反乱」という実話を基に映画化。一般に知られざるアメリカの悲史の一面を描いています。
と同時に、アメリカ映画初の長編映画として歴史的作品D・W・グリフィス監督作『國民の創生』と同じタイトルをつけたことからもの挑戦的作品と言えるでしょう。
その配給権を巡っては、各社が激しい争奪戦を繰り広げたことも話題になり、結果としてフォックス・サーチライトがサンダンス映画祭史上最高額の1750万ドルで落札に成功したことも大きく報道されました。

昨年のアカデミー賞は、「Oscar So White/オスカーは真っ白だ」というボイコット運動までに発展しました。
この映画の配給権を買ったフォックス・サーチライトは2013年に『それでも夜は明ける』でアカデミー作品賞をもたらした会社だけに、来年のアカデミー賞に食い込んでくるのかは、興味が湧きますね。
なんであれ、問題提起を投げかけた衝撃作であったことには間違いありません。注目!

THE BIRTH OF A NATION: Official HD Trailer

youtu.be