福岡インディペンデント映画祭(FIDFF)受賞作品が決定! アジア・インディペンデント映画の可能性!注目作品が目白押し!

FIDFF2016 チラシヴィジュアル

福岡を中心に広く募集したインディペンデント映画の祭殿であるFIDFFの受賞結果が発表されました。この度、グランプリは『アレルギー』(監督ヒョウン・スルウ)が受賞致しました。公式HPは、「映画内で示された二人の時間軸の、さらにその未来、またはその過去の事まで想像し楽しめるような、物語の可能性の広さを感じる、素晴らしい作品でした。」と講評が述べられています。

アレルギー (監督 ヒョン・スルウ) グランプリ

4月になると、ミンジは家の雰囲気を変えたい。
重い家具を移さなければならないので知らない男たちに電話しても、みんなが拒絶する。
仕方なくつまらない友達,ビョングゥを呼ぶ。
ビョングゥが家を掻きまわし始める。

『アレルギー』

そして、準グランプリを受賞したのは『モラトリアム・カットアップ』 本作はcinefilでも幾度か掲載させていただいた現在テアトル新宿にて公開中の注目作品です。「語り口が、他では見られないような唯一独自性を持ち、映画的詐術で見ている人を次々と驚かし、困惑させ、みるみる映画の世界に引きずりこまれてしまいます。 」(公式HP引用)

大林宣彦監督(映画作家)や三木聡監督(映画監督/「時効警察」、「イン・ザ・プール」ほか)や筧昌也さん(映像ディレクター/「素敵な選TAXI」、「美女缶」ほか)も本作に注目し、HPにコメントを寄贈しています。現在開催中のイベント、トークショーにも参加されるようです。

モラトリアム・カットアップ (監督 柴野太朗) 準グランプリ

いつもの喫茶店に集い、意味の無いような時間を過ごす幼馴染みの四人組。
「アナログ人間」の主人公・フミヤはそんな時間がずっと続いていくのだろうと思っていたが、気付くと周りの友人達はすっかり大人になっていて、一人だけ取り残されてしまっていた。
かつてのピンポンダッシュも、高校時代の片思いも、フミヤの中では遠い過去ではなく、ちょっと前のこと。
変化を望まない青年の奮闘を、虚構と現実とを交錯させた秀逸な編集でコミカルに描く。

『モラトリアム・カットアップ』

▼講評等全部掲載は以下から確認してください!

「福岡インディペンデント映画祭」(Fukuoka Independent Film Festival <略称:FIDFF>)は自主映画製作団体の交流と活性化。国際映画祭との連携を目的に2009年度よりスタートしました。

FIDFFは福岡市で毎年開催される「福岡アジアマンス」登録事業、「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」協賛企画として福岡市・福岡市教育委員会のご後援も頂いており、どなたでも気軽に参加頂ける福岡という土地に根ざした新しい形の映画祭として地域に定着していきたいと考えています。

若手映像作家の育成や発表の場として「福岡インディペンデント映画祭」は国内外へ広く映画の「わ」をひろげています。

FIDFF2016 Competition AWARDS 受賞結果  

FIDFF2016 グランプリ
『アレルギー』 (監督 ヒョン・スルウ)

FIDFF2016 準グランプリ
『モラトリアム・カットアップ』 (監督 柴野 太朗)

5分ムービー部門最優秀作品   該当なし
20分ムービー部門最優秀作品 
『さよならファンタジー』 (監督 木場 明義)
40分ムービー部門最優秀作品
『ワークさん』 (監督 小野篤史)
60分ムービー部門最優秀作品
『もっけのさいわい』 (監督 中泉裕矢)
90分ムービー部門最優秀作品
『バイバイ、おっぱい』 (監督 鋤崎智哉)
120分ムービー部門最優秀作品   該当なし

企画賞   『尊く厳かな死』 (監督 中川駿)
美術賞     『血飛沫く生命』 (監督 平岩諒一)
技術賞     『DIONE』 (監督 畑井雄介)
コメディ賞    『カモン、ボルテージ!』 (監督 佐藤 美百季)
アニメ賞    『はるのかぜ』 (監督 木下 絵李)
俳優賞  田村健太郎  (世界の終わりの、そのあとで)
俳優賞  笠松 七海  (かべづたいのこ)

優秀作品 (エントリー順)

  『ソーリーベイベー』 (監督 田村 専一)
  『ゴミの音色』 (監督 草苅 勲)
  『マイルドヤンキー』 (監督 柴田有麿)
  『敏感に喜ぶ』 (監督 進藤 丈広)
  『N.O.A.』 (監督 下向拓生)
  『スリッパと真夏の月』 (監督 木場 明義)
  『なかよくなれたらいいな』 (監督 栗山陽輔)
  『世界の終わりの、そのあとで』 (監督 上田浄介)
  『かべづたいのこ』 (監督 今村 瑛一)
  『ハルとロウ』 (監督 末松 暢茂)
  『カミソリ』 (監督 新谷 寛行)
  『夕暮れの催眠教室』 (監督 井上博貴)
  『それで世界は救われなくても』 (監督 末長敬司)
  『the FAB3』 (監督 島崎 謙太郎)
  『Enter the Fiend』 (監督 鬼木幸治)
  『かなわぬ恋』 (監督 マツムラケンゾー)
  『空を知らないカイコガは飛べる事を知らず地を這い回るのか』 (監督 笹木彰人)
  『daughter』 (監督 たかせしゅうほう)
  『嘘をついて』 (監督 三ツ橋勇二)
  『私以外の人』 (監督 谷口雄一郎)
  『テイク8』 (監督 上田慎一郎)
  『ヴァニタス』 (監督 内山 拓也)
  『チェンジ』 (監督 かげやましゅう)
  『しあわせのかたち』 (監督 大橋隆行)
  『お墓参り』 (監督 吉村元希)

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