世界で最も有名なアルゼンチン・タンゴのペアとして知られているフアン・カルロス・コペス83歳と、マリア・ニエベス80歳を描いたドキュメンタリー映画『ラスト・タンゴ』が7月9日から日本で公開を迎える。
本作は、ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮のもと、監督・脚本はヘルマン・クラル。
タンゴの世界的普及に貢献したフアン・カルロス・コペスとマリア・ニエベスという伝説的タンゴダンサー2人の人生の軌跡を描いた作品だ。
また、映画公開に合わせて、主人公のフアン・カルロス・コペスがかつて香港の名優レスリー・チャン(張国栄)に生前、ダンス指導していたというヒストリーも明かされた。
ウォン・カーウァイ監督の名作『ブエノスアイレス』のダンスシーンも指導!
ウォン・カーウァイ(王家衛)監督の映画『ブエノスアイレス』で主演のレスリー・チャンがトニー・レオン(梁朝偉)と演じているダンスシーンもフアン・カルロス・コペスの指導によって撮影されたものだという。
撮影後、レスリー・チャンは自身のソロコンサートにもダンスを取り入れ、そのダンス指導のためにフアン・カルロス・コペスをわざわざ香港へ招くなど、彼の人生にも大きな影響を与えたようだ。