『海炭市叙景』『そこのみにて光輝く』
そして孤高の作家佐藤泰志の函館三部作最終章『オーバー・フェンス』

家庭をかえりみなかった男・白岩は、妻に見限られ、
東京から故郷の函館に戻りつつも実家には顔を出さず、
職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。
訓練校とアパートの往復、2本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。
なんの楽しみもなく、ただ働いて死ぬだけ、そう思っていた。
ある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島とキャバクラに連れて行かれ、
そこで鳥の動きを真似る風変りな若いホステスと出会う─ 。
名前は聡(さとし)。
「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」
そんな風に話す、どこか危うさを持つ美しい聡に、白岩は急速に強く惹かれていくが… 。

『オーバー・フェンス』特報

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特報『オーバーフェンス』

人生を諦めかけ職業訓練校に通う白岩(オダギリ)と、愛を求め続けるホステス・聡(さとし/蒼井)が、函館の夜を自転車に2人乗りをしているシーンから始まります。
聡の手から白い羽が夜空に舞い、2人の甘い時間が映し出されます。
続いて聡のダンスシーンが登場。
これまでにも『花とアリス』や『フラガール』でもダンスを披露してきた
蒼井優さんですが、本作でも美しく儚いダンスを披露!
今回の特報で初解禁となります。
その後、白岩と聡が激しくぶつかり合うシーン、薄紫色の幻想的な夕空を眺めながら涙を流す聡、港で立ち尽くし泣き崩れる白岩の様子が流れ、生々しい大人の恋愛が垣間見える特報に仕上がっています。
最後には、2人が向き合いはにかんだ表情と共に
美しく 壊れかけた 男と女の物語のコピーが印象を残し、
「こんな空っぽな俺だけど愛させてくれないか」とオダギリさんのナレーションが入ります。

監督:山下敦弘 脚本:高田 亮
出演:オダギリジョー 蒼井 優 松田翔太
   北村有起哉 満島真之介 松澤 匠 鈴木常吉 優香
配給・宣伝:東京テアトル 北海道配給:函館シネマアイリス

9月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開!