『岸辺の旅』で2015年カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞を受賞、先日行われたベルリン国際映画祭では『クリーピー偽りの隣人』が正式出品され、好評を博すなど、世界中に熱狂的な支持者を持つ黒沢清監督。

今回海外初進出で、オール外国人キャスト、全編フランス語、オールフランスロケで撮影された「ダゲレオタイプの女」のティーザービジュアルが完成した。

世界最古の写真撮影方法である「ダゲレオタイプ」によって引き寄せる愛と死。
クラシカルで端正な、これまでにないホラー・ラブロマンス。物語は、芸術家の狂気を受け入れてしまう娘と、惑わされていく男、そして愛という名の下に壊れていく心を写し撮っている。

ダゲレオタイプとは---

ダゲレオタイプ(フランス語:daguerréotype)とは、ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールにより発明され、1839年8月19日にフランス学士院で発表された世界初の実用的写真撮影法であり、湿板写真技法が確立するまでの間、最も普及した写真技法。銀メッキをした銅板などを感光材料として使うため、日本語では銀板写真とも呼ばれる。転じて、その技法を採用した世界最初の写真用カメラ「ジルー・ダゲレオタイプ」もダゲレオタイプと呼ばれる。(wikipedeia)より

ブルーのドレスを着たコンスタンス・ルソーが美しい---
インパクトのあるビジュアル。

https://www.facebook.com/dagereo/
(C)FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS – LFDLPA Japan Film Partners - ARTE France Cinéma

ブルーのドレスを着て遠くを見つめる、不思議な存在感を放つマリー役のコンスタンス・ルソーが印象的に佇む背景には、世界最古の写真撮影方法であるダゲレオタイプの撮影に用いる拘束器具が異様な雰囲気を醸し出しています…!

https://www.facebook.com/dagereo/photos/?tab=album&album_id=708709519232706
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主人公のジャンを演じているのは、多くの名匠の作品へ出演が続く『預言者』『ある過去の行方』『パリ、ただよう花』のタハール・ラヒム。
今回のビジュアルのマリー役には『女っ気なし』で脚光を浴びた期待の女優コンスタンス・ルソー。
マリーの父でダゲレオタイプの写真家ステファン役としては、『息子のまなざし』でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞したオリビエ・グルメ、そして、『潜水服は蝶の夢を見る』『007 慰めの報酬』まで幅広い名優マチュー・アマルリックというヨーロッパの豪華な俳優たちが共演している。

初めてフランスで映画を撮りました。日本と何か大きく違うことがあるんじゃないかと最初は心配しましたが、杞憂でした。
映画はやはり世界共通言語のようです。    ―― 黒沢 清

【ストーリー】
職を探していたジャンは、ひょんなことから、ダゲレオタイプの写真を撮り続けている写真家ステファンの弟子として働き始めることになる。
ステファンの家では、娘のマリーが長時間にわたり拘束器具に固定されていて、写真の被写体としての役目を果たしている。
ステファンの妻ドゥニーズも、彼のダゲレオタイプ写真の被写体となっていたが、昔、屋敷内で首を吊って自殺してしまっていた。
ドゥニーズの亡霊におびえるステファン。マリーに惹かれ始めたジャンは、マリーがドゥニーズの二の舞にならないように、
彼女を屋敷の外に連れ出そうとするが…

黒沢清監督 海外初進出作品/映画『ダゲレオタイプの女』特報

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出演:タハール・ラヒム、コンスタンス・ルソー、オリヴィエ・グルメ、マチュー・アマルリック 
監督・脚本:黒沢清
撮影:アレクシス・カヴィルシヌ
音楽:グレゴワール・エッツェル 
フランス=ベルギー=日本合作/原題:La Femme de la Plaque Argentique 
製作:FILM-IN-EVOLUTION - LES PRODUCTIONS BALTHAZAR - FRAKAS PRODUCTIONS –
LFDLPA Japan Film Partners(ビターズ・エンド、バップ、WOWOW) - ARTE France Cinéma配給:ビターズ・エンド
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10月から
東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開