ゴダール、政治の時代。
商業映画との絶縁。"純粋なる映画運動"の先に見えたものとは?

ジガ・ヴェルトフ集団をご存知でしょうか?ジャン=リュック・ゴダールが商業主義映画からの決別を宣言したのち、1968年に加わった映画作家集団。

ヌーヴェルヴァーグの中心人物であった彼の「政治の時代」として、同グループの名のもとに匿名で政治的映画を集団的に製作、発表したことで知られています。

貴重な当時にインタビュー

Godard und die Groupe Dziga Vertov -- Interview

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1968年、ジャン=リュック・ゴダールとジャン=ピエール・ゴランを含む政治的にアクティヴな映画作家によって結成。
彼らの作品は、ブレヒトの演劇の形式、マルクス主義イデオロギー、個人的著作性の欠如を定義し活動しました。
この集団の名前は、1920年代 - 1930年代のソビエトの映画作家ジガ・ヴェルトフからとり、活動は1972年の『ジェーンへの手紙』の完成直後に解散しました。

緊急特集上映 <ゴダールと政治> 公開決定!

ポレポレ東中野
6月4日〜10日

 一般 1200円 / 大・専・シニア 1000円 / リピーター 800円
 一日券 2500円

上映作品

1968年 『ありきたりの映画』
Un Film comme les autres (A Film Like the Others)

http://www.amazon.com/Film-Comme-Autres-Jean-Luc-Godard/dp/B008EADI7A

カラー・モノクロ / 本編:107min./ フランス作品 / 4:3スタンダード
大学を占拠する学生、機動隊と衝突する民衆・・・。イーストマンコダック16mmフィルムに「五月革命」を焼き付けた記念すべきジガ・ヴェルトフ集団第一回作品!
監督・脚本・編集・ボイスオーバー:ジャン=リュック・ゴダール
撮影:ジャン=リュック・ゴダール / ウィリアム・ルプシャンスキー
出演:ナンテールの3人の学生闘士 / ルノー社フラン工場の2人の労働者闘士

1969年 『ブリティッシュ・サウンズ』 British Sounds/See You At Mao

http://worldscinema.org/2012/01/jean-luc-godard-british-sounds-1970/

http://www.cargo-film.de/film/godardretrospektive/

1969年『プラウダ (真実) 』Pravda

http://www.filmaffinity.com/es/film845094.html

1969年 『東風 』Le Vent d'est (Wind from the East)

Glauber Rocha en Viento del Este, 1969 de Jean-Luc Godard.

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カラー / 本編:93min. / フランス・西ドイツ・イタリア作品/ 4:3スタンダード
五月革命の影響下で制作された実験的一作。
映像(イメージ)と音(サウンド)を氾濫させた「西部劇」。最も美しい闘争映画。
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール / ダニエル・コーン=バンディ / ジャン=ピエール・ゴラン / セルジオ・ブッツィーニ
製作:アルトゥール・ブラウナー
撮影:マリオ・ヴルピアーニ
出演:ジャン・マリア・ヴァロンテ / アンヌ・ヴィアゼムスキー / クリスチャーナ・トゥリオ・アルタン

1969年 『イタリアにおける闘争』 Luttes en Italie (Struggles in Italy)

http://www.unifrance.org/film/7211/luttes-en-italie

http://www.cargo-film.de/film/godardretrospektive/

1971年 『ウラジミールとローザ』 Vladimir et Rosa (Vladimir and Rosa)

Godard: Vladimir et Rosa

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カラー /本編: 106min. / フランス・ドイツ作品
ゴダールの辛辣なるアメリカ批判。ヴェトナム戦争時の徹底的反米姿勢をあらわにした問題作。
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール / ジャン=ピエール・ゴラン
撮影・編集・音楽:ジガ・ヴェルトフ集団
出演:ジャン=リュック・ゴダール / ジャン=ピエール・ゴラン / イヴ・アフォンソ

1972年 万事快調 Tout va bien (Everything's Fine)

Tout va bien

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カラー /本編:95min.+特典:132min. / フランス=イタリア作品
「映画を作ろう!」、映画を壊すために・・・。
人の生活、生産と消費、そしてマスメディアの支配、ゴダール流風刺喜劇。
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール / ジャン=ピエール・ゴラン
製作:ジャン=ピエール・ラッサム
撮影:アルマン・アルコ
音楽:ポール・ブーシェ
出演:イヴ・モンタン / ジェーン・フォンダ / ヴィットリオ・カプリオーリ

1972年 ジェーンへの手紙 Letter to Jane

http://www.theseventhart.org/dailies/jean-luc-godard-and-jean-pierre-gorins-1972-essay-film-letter-to-jane/

http://www.cargo-film.de/film/godardretrospektive/

他 上映

参加メンバーと関わった作品

ジャン=リュック・ゴダール
『あたりまえの映画』監督・脚本・撮影、
『ブリティッシュ・サウンズ』監督・脚本、
『プラウダ』監督・脚本・編集・語り、
『東風』監督・脚本・編集、
『イタリアにおける闘争』監督・脚本・編集、
『勝利まで』監督・脚本、
『ウラジミールとローザ』監督・脚本・撮影・編集・出演、
『万事快調』監督・脚本、
『ジェーンへの手紙』製作・監督・脚本・撮影・語り

ジャン=ピエール・ゴラン
『あたりまえの映画』監督・脚本、
『東風』監督・編集、
『イタリアにおける闘争』監督・脚本・編集、
『勝利まで』監督・脚本、
『ウラジミールとローザ』監督・脚本・撮影・編集・出演、
『万事快調』監督・脚本、
『ジェーンへの手紙』製作・監督・脚本・語り

ジャン=アンリ・ロジェ
『ブリティッシュ・サウンズ』監督・脚本、
『プラウダ』監督・脚本・編集
ポール・ビュロン
『プラウダ』監督・脚本・編集
ジェラール・マルタン
『東風』監督
ダニエル・コーン=バンディ(元五月革命指導者、現欧州議会議員)
『東風』脚本・出演
セルジオ・バッツィーニ(脚本家)
『東風』脚本

上記 wikipediaより