開館10周年を記念して、斎藤工、柄本佑、小西康陽、松江哲明の4人のシネフィルが、シネマヴェーラ渋谷のために作品をセレクション!!!
映画ファンにとっては、ほとんど現在では見れない作品まで選ばれている驚嘆のマニアックイベントです!
斎藤工さんなどは、悩みに悩みぬいた上で、”これが私の答えです”と言い切るほど、各々が熱の入ったセレクション。幻と言っていい作品や、劇場で見ることがほとんどない作品なども集められ、映画好きにはたまらない、一ヶ月になります。
斎藤工セレクション(5/21~5/27)
斎藤工さんからのメッセージ:「映画は、予め劇場で観るべき為に作られた映画とビデオやDVDになる前提で作られた映画に二分されていると思われます。
残念ながら今の邦画の大半が後者です。それらは全くと言っていいほど海外では無視されています。(日本のコマーシャルムービーは)一歩外に出ると作品の存在すら無いのです。
そんな中、今回シネマヴェーラさんに頂いたこの最高のチャンスに対し私は悩みに悩み抜きました。劇場で観るべき邦画の傑作の数々、絶やしてはならない宝の様な作品達の中から何を選ぶべきか、家族会議もしました。これが私の答えです。
他の方々の素晴らしいラインナップもですが、これからの邦画の在り方や攻め方を今こそ過去の傑作から学ぶべきタイミングなのかも知れない。いやそうなのだろう。」
『現代人』×『江戸川乱歩の陰獣』
『血槍富士』×『十一人の侍』
『東京流れ者』×『股旅』
◆ 斎藤工の選んだ一本『東京流れ者』鈴木清順 監督
柄本佑セレクション(5/28~6/3)
テーマ:【どうしようもなく「映画」。】 『フレンチ・カンカン』×『NAGISA なぎさ』
テーマ:【変ナ冒険。】 『ベレジーナ』×『この窓は君のもの』
テーマ:【過激ナ青春。】 『ションベン・ライダー』×『私の優しくない先輩』
◆ 柄本祐が選んだ一本『ベラジーナ』ダニエル・シュミット 監督
小西康陽セレクション(6/4~6/10)
テーマ:【若くて美しい顔の娘と、ふしあわせそうな男の物語】
(「あなたのいない世界で」という曲の歌詞の一節より)
『七人の刑事 終着駅の女』×『四畳半物語 娼婦しの』
『囁きのジョー』×『砂の香り』
『ブラック・コメディ ああ! 馬鹿』×『哀しみのベラドンナ』
◆ 小西康陽の選んだ一本『哀しみのベラドンナ』山本瑛一監督+虫プロ
松江哲明セレクション(6/11~6/17)
テーマ:【音楽と映画の力】 『ライブテープ』×『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』
テーマ:【僕が大きな影響を受けた90年代の邦画】 『死んでもいい』×『RAMPO インターナショナル・ヴァージョン』
テーマ:【男子映画】 『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』×『中学生日記』×『あんにょんキムチ』
◆ 松江哲明の選んだ一本『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』ジョニー・トー監督
(なお、上記掲載の予告編は4本とも、YouTubeからの掲載ですので、解像度が、不十分なものもあります。当日の上映プリントではございません。)
トークショーや各人の上映作品の詳細は、下記ホームページから御覧ください!