話題の映画『華魂(はなだま) 幻影』がついに、4月30日から公開される。
近年、海外からも注目を浴びている佐藤寿保監督の最新作。

「熱気と狂気と愛に包まれた映画です」と佐藤寿保監督自身が語ったように
哀愁とエロス。狂気と爆発が入り混じったカオスな世界に引き込まれていく---

http://yubarifanta.com/films/3350/

“華魂”・それは、荒野に咲いた花。俗世の欲望の象徴であり、この花が咲くところでは­、人間は欲望の箍が外れて理性が崩壊する。そして“華魂”は今日も世界のどこかで咲き­乱れている。
本作は昨今、閉鎖が相次ぐ映画館が舞台である。
映画愛に満ちた支配人やスタッフ、そして、個性的な客たちによって支えられてきた映画­館も最後の日を迎える。そんな映画館に欲望の象徴“華魂”が暴走する。映画館の最後を­締めくくる劇場内では、日本映画史に残るであろうカオスが展開する。

哀愁とエロス。狂気と爆発。しかと、佐藤寿保版“ニューシネマパラダイス”とも言える­本作を見届けて欲しい。
監督はピンク四天王にして前作「華魂」から引き続き佐藤寿保が務める。脚本いまおかし­んじ、音楽大友良英はじめ、日本映画界を支えるスタッフらが結集した。

主演の沢村には「キャタピラー」「さよなら渓谷」などで確実に実績を積み重ねる大西信­満。黒ずくめの少女役には新人のイオリが体当たりで演じる。その他、今や日本映画には­なくてはならないバイプレイヤー川瀬陽太、愛奏。若松孝二監督作の常連であり「龍三と­7人の子分たち」の名優、吉澤健、「殺しの烙印」「キイハンター」でお馴染み往年の女­優、真理アンヌ、ミュージシャンで、個性派俳優でもある三上寛らが熱演する。

華魂 幻影 予告編

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あらすじ
閉館間近の映画館の映写技師で沢村貞一(大西信満)は、毎日狭い映写室からスクリーン­を見つめ続ける日々を送っていた。ある日、画面に見えるはずのないものが見えだしてい­た。黒ずくめの少女(イオリ)である。少女は何かを訴えるように沢村を見つめている。­上映後、フィルムをチェックするが、少女などどこにも映っていない。
ある日、上映後の客席に幻影で見たあの黒ずくめの少女が目の前にいた。沢村は、少女を­劇場の映写室の控え室でかくまう。上映中、ふと気がつくと、少女がいなくなっている。­少女を捜すがどこにもいない。街をさまよう沢村。少女の幻影が沢村を誘う。少女に導か­れるように、川原に来る沢村。沢村の失われた記憶が蘇る・・・。少女の頭に毒々しい色­の花“華魂”が不気味に咲いている。
少女は一体誰なのか。沢村との関係は。

大西信満   イオリ
稲生恵 川上史津子 平家秀樹 佐藤文吾 青柳尊哉 丸山昇平
松原正隆 丈唯 高尾勇次 佐倉萌 奥田由美 仙頭美和子 崎本実弥 YOSHI
川瀬陽太 愛奏 吉澤健 真理アンヌ 三上寛
プロデューサー:小林良二  協力プロデューサー:矢島仁
原案:佐藤寿保  脚本:いまおかしんじ 音楽:大友良英  撮影:御木茂則  照明:松隈信一
照明(激愛):下田麻美  録音:植田中  編集:鵜飼邦彦  音響・効果:丹雄二  特殊造形:松井祐一
ヘアメイク:ビューティ★佐口  助監督:森山茂雄  助監督(激愛):倉本雷大  制作主任:佐倉萌
共同研究:東京工芸大学  制作・配給・宣伝:渋谷プロダクション
製作:華魂プロジェクト
監督:佐藤寿保
2016年/日本/カラー/ステレオ/83分