4月14日に開催される第69回カンヌ映画祭の記者会見に先立ち、2016年の公式セレクションの発表は、コンペティション部門短編作品とシネフォンダシヨンのセレクションからスタートいたします。

最終選考には、日本からの作品は残念ながら、ありませんでした。

シネフォンダシヨンと短編作品は、河瀬直美監督が審査員長を務める審査員団による討議後、コンペティション短編作品とシネフォンダシヨンのセレクションの最優秀作品を表彰いたします。


2016年度コンペティション部門短編作品

今年、選考委員会は、2015年度より458本多い5008本の短編作品を受取りました。2016年度のコンペティション部門短編作品はヨーロッパ、中央アメリカ、南アメリカを中心に、アジアからの1本、アフリカからの1本を含めた10本のフィクション作品で構成されています。
これらの作品は、 5月22日に開催される第69回カンヌ映画祭の授賞式の際に河瀬直美監督から授与される、2016年度の短編パルムドールを競い合います。


コンペティション部門 短編作品


Lotfi ACHOUR LA LAINE SUR LE DOS チュニジア、 フランス 15分

Sara DUNLOP DREAMLANDS イギリス 14分

Juanjo GIMENEZ TIMECODE スペイン 15分

Raymund GUTIERREZ IMAGO フィリピン 15分

Simón MESA SOTO MADRE
(Mother) コロンビア、 スウェーデン 14分

João Paulo MIRANDA MARIA A MOÇA QUE DANÇOU COM O DIABO
(The Girl who Danced with the Devil) ブラジル 14分

Félix MOATI APRÈS SUZANNE フランス 15分

Catalin ROTARU,
Gabi Virginia SARGA 4:15 P.M. SFARSITUL LUMII
(4:15 P.M. The End of the World) ルーマニア 15分

Farnoosh SAMADI,
Ali ASGARI IL SILENZIO
(The Silence) イタリア 15分

Simon VAHLNE FIGHT ON A SWEDISH BEACH スウェーデン 14分







2016年度 シネフォンダシヨン セレクション

第19回シネフォンダシヨンのセレクションは、今年、世界中の映画学校から応募のあった2300本の作品から18作品(フィクション14本、アニメーション4本)を選出しました。3大陸から15カ国が参加します。
選出された作品中、7本が初めて参加した学校から応募されましたが、ボスニア=ヘルツェゴビナ、ヴェネズエラの学校の作品の1本がセレクションに選ばれたのも初めてとなります。今年度の半数以上の作品にあたる18本中10本が女性監督による作品です。

シネフォンダシヨンの3賞は5月20日金曜日にブニュエル ホールで行なわれる授賞式で表彰され、その後、授賞作品が上映されます。

シネフォンダシヨン セレクション



Hamid AHMADI IN THE HILLS
The London Film School
イギリス
21分

Mounia AKL SUBMARINE
Columbia University School of the Arts
アメリカ
19分

Nadja ANDRASEV
A NYALINTÁS NESZE
(The Noise of Licking)
Moholy-Nagy University of Art and Design
ハンガリー
9分

Alexandru BADEA
TOATE FLUVIILE CURG ÎN MARE
(All Rivers Run to the Sea)
UNATC "I. L. Caragiale"
ルーマニア
24分

Mélody
BOULISSIÈRE
AILLEURS
(Somewhere)
École nationale supérieure des Arts Décoratifs
フランス
6分

Anna CAZENAVE CAMBET GABBER LOVER La Fémis
フランス 13分

Jac CLINCH THE ALAN DIMENSION NFTS
イギリス 8分

Alexandre GILMET
POUBELLE
(Trash) INSAS
ベルギー 19分

Marta HERNAIZ PIDAL DOBRO
(Fine)
film.factory
ボスニア=ヘルツェゴビナ
15分

Michael LABARCA LA CULPA, PROBABLEMENTE
(The Guilt, Probably)
Universidad de Los Andes
ヴェネズエラ
14分

Ernesto MARTÍNEZ BUCIO LAS RAZONES DEL MUNDO
(The Reasons in the World)
Centro de Capacitación Cinematográfica
メキシコ
37分

PARK Young-ju 1 KILOGRAM
Korea National University of Arts
韓国
29分

Fereshteh PARNIAN ARAM Université Lumière Lyon 2
フランス 17分

Saurav RAI GUDH
(Nest) Satyajit Ray Film & TV Institute
インディア 28分

Laura SAMANI LA SANTA CHE DORME
(The Sleeping Saint) Centro Sperimentale di Cinematografia
イタリア 19分

Remo SCHERRER
BEI WIND UND WETTER
(Whatever the Weather)
Hochschule Luzern - Design & Kunst
スイス 11分

Or SINAI ANNA The Sam Spiegel Film & TV School
イスラエル 24分

Malena VAIN BUSINESS
Universidad del Cine
アルゼンチン
20分