映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』

幅広い世代に親しまれている『ドラえもん』の長編シリーズ36作目。

1989年に公開され、シリーズ歴代1位の動員数420万人を記録した人気作『映画ドラえもん のび太の日本誕生』をリメイクした。
それぞれの理由で家出することにしたのび太やドラえもんたちが、7万年前の日本を舞台に大冒険を繰り広げる。監督・脚本は『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境~ペコと5人の探検隊~』を手掛けた八鍬新之介が務め、往年の名作を新たに生まれ変わらせた。

いやあ、素晴らしいよ。傑作。
家出部分の前半にはあまり手を入れず、テンポの悪い部分をカットし、クライマックスは自分たちだけで闘う感じの演出を追加するというブラッシュアップ。
正統で優秀なリメイク作品じゃないかしらね。何年か振りに復活したのび太の「ドラえも〜〜〜ん」から始まるオープニングはホッとするなあ。
伏線もすべて回収していてスッキリ、お見事!! ひみつ道具の使い方も捻りが利いてるし、心躍るシーンが続くし、キャラが良く掘り下げられていて活き活きしてるのが良いよね。しかもゲスト声優とかいなくて全員本職の声優だもんなあ。やっぱ良いよね。のび太とペット(?)の絆には泣けた。

ラスト、机で寝てるのび太を見るママの表情が何とも言えず、泣けた。「独りではうまくいかないことも仲間がいれば乗り越えられる」というメッセージも良く伝わった。ドラえもんってやっぱりいいなあ。大好きだなあ。
身体は大人、心は少年(?)のボクが観てもワクワクだった(少し泣いたけど…)。子を持つ親こそ観たい作品だ。

シネフィル編集部 あまぴぃ

[新・のび太の日本誕生]本予告

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