cinefilでも何度か取り上げた「第9回田辺・弁慶映画祭」弁慶グランプリ・「AOYAMA FILMATE 2015」グランプリ、ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード2015ノミネート作品である「モラトリアム・カットアップ」の上映が決まったと報じられた。


テアトル新宿で演劇とライブも楽しめる!?


第9回田辺・弁慶映画祭にて、史上最年少で弁慶グランプリを獲得した柴野太朗監督の短編映画「モラトリアム・カットアップ」の上映イベントが、「モラトリアム・カットアップ・ショーケース」と題して6月にテアトル新宿にて開催される。このイベントは映画本編の上映のほか、演劇や音楽ライブも行われるエンターテイメントのコラボレーション!映画館における新しい挑戦を是非体感してほしい。また、今年撮りおろした柴野太朗監督の新作映画も同時に上映される予定だ。舞台は本作の出演者であり劇作家の守利郁弥と大石晟雄が、音楽ライブは作中の音楽を担当した井上湧が手掛け、宣伝・配給もアマチュアながら自分たちで全てを行っており、手作り感のあるイベントになっている。

映画「モラトリアム・カットアップ」



卓越した編集技術で2015年の映画祭を賑わせた、デジタル社会に一石を投じる映像作品。

デジタル社会に生きる、すべてのアナログ人間に捧ぐ。

あらすじ

主人公のフミヤはアナログ人間。いつもの喫茶店に集い、変わらぬ日常を過ごしていた。しかしやがて地上アナログ放送は終了し、就活、スマホ、恋愛、そして今までずっと一緒にいた友達、ともに過ごしてきたすべてのものから取り残されていることに気付く・・・。

■脚本・監督 柴野 太朗 / Taro Shibano

1992年新潟県出身。幼少期にビデオカメラなどの機材に興味を持ち、中学時代には独学で撮影や編集の技術を習得。2009年、高校在学中に制作した「seven segment colors」が映画甲子園2009にて最優秀作品賞を受賞。以降、実験的な要素とエンターテインメント性とのバランスを追求しながら、自主映画の制作をコンスタントに続けている。


■公式サイト:http://www.moratoriumcutup.com 
​■公式Twitter:@moratoriumcutup
                                                              
監督・脚本:柴野太朗 出演:守利郁弥、大石晟雄、竹林佑介、小林哲也、杉山つかさ、豊嶋梨那、樋口アイリ、安部敬太、安部直美、尾中正樹、中嶋莞爾
撮影 : 中谷駿吾 / 北川弦己 録音・音楽 : 井上湧 / 照明 : 中根豪 / 制作 : 石井愛佳 / 沖ひかる
英題:Moratorium Cut-up|日本映画|2015年|日本語|カラー|38分|配給:モラトリアム・カットアップ製作委員会|©2016moratoriumcutup