五感に訴えかける、これまでにない映像ファンタジーとして評判の『シェル・コレクター』。
リリー・フランキー15年ぶりの単独主演作としても話題になり、共演には寺島しのぶ、池松壮亮、橋本愛といった豪華キャスト。
大自然を背景にした、詩的で幻想的な映像のなかに、見る人が気付かされるメッセージがこもっている、貝を巡る物語。
原作はピュリッツァー賞作家アンソニー・ドーアの同名処女短編集の1編。
映画化不可能と思われたこの作品の、メガホンをとったのは、『美代子阿佐ヶ谷気分』(09)の坪田義史。
監督自身の言葉で、映画『シェル・コレクター』の魅力を語って頂きました。
◆ストーリー
貝の美しさと謎に魅了され、その世界で名を成した盲目の学者は妻子と離れ、沖縄の孤島で厭世的生活を送っていた。
しかし、島に流れ着いた女・いづみの奇病を偶然にも貝の毒で治したために、それを知った人々が貝による奇跡的な治療を求めて次々と島に押し寄せるようになる。その中には息子・光や、同じく奇病を患う娘・嶌子を助けようとする地元の有力者・弓場の姿もあった。
リリー・フランキー 池松壮亮 橋本 愛 普久原明 新垣正弘 / 寺島しのぶ
監督・編集:坪田義史(『美代子阿佐ヶ谷気分』
脚本:澤井香織、坪田義史
原作:アンソニー・ドーア『シェル・コレクター』(新潮クレスト・ブックス刊)
(C)2016 Shell Collector LLC(USA)、『シェル・コレクター』製作委員会