第八回 ちば映画祭が今年も開催!
今回で8回目を迎える“ちば映画祭”は、千葉市のみならず千葉県初上映の作品、特に若手監督の作品をメインに上映。そのような映画にも素晴らしい作品は数多く存在する。そういった作品を上映し、更に監督等との交流によって、より広く深く映画に触れる機会の提供を目指した、実行委員会主催の映画祭である。以前には、真利子哲也監督、村松正浩監督、山戸結希監督、田崎恵美監督、二宮健監督の特集上映をするなど、注目が集まっている。
また魅力ある作品ラインナップはもちろんのこと、お客様が楽しんでいただける映画祭として、毎年千葉県外からも多くの来場者で賑わいを見せている。本番の映画祭の上映は、2日間で合計8プログラム、監督・出演者もゲストで来場予定となっている。
気になるプログラム内容とは?
1.全国の映画祭や劇場で話題の『ローリング』上映!
プチョン国際ファンタスティック映画祭、レインダンス映画祭、バンクーバー国際映画祭など海外の映画祭や、水戸短編映像祭、TAMA CINEMA FORUM、しんゆり映画祭、湯布院映画祭など国内の多くの映画祭や劇場で上映の、冨永昌敬監督によるオリジナル映画『ローリング』を上映!2015年 キネマ旬報ベスト・テン第10位の、観れば観るほどハマってしまう傑作。ついに千葉県に初登場!
2.映像の詩人・杉田協士監督を特集上映。短歌を原作にした映画のプレミア上映あり!
2011年『ひとつの歌』が東京国際映画祭で上映され注目を浴び、その後各地で劇場公開された、杉田協士監督。劇中の登場人物を見つめる真摯な眼差しや、静けさの向こうから聞こえてくるあたたかい思い。その独自の作風には、常に注目が集まっている。今年のちば映画祭は、杉田監督の作品を特集上映。映画祭での特集上映は初である。また3月21日(月)には、公募した短歌を原作にした、新作短篇2作品を、全国に先駆け、ちば映画祭にてプレミア上映。
3月21日(月)には、千葉アートネットワーク・プロジェクト(WiCAN)協力により、杉田協士監督とWiCAN代表の神野真吾千葉大学教授によるトークイベントを、千葉市生涯学習センター1Fアトリウム(場所予定)にて実施。※トークイベントは入場無料。
3.今年、商業長編映画デビューの“中野量太監督”の幻の傑作を上映!
初の商業長編映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(主演:宮沢りえ・杉咲花)が2016年秋に公開を控える中野量太監督が、独特の視点で家族を描いた幻の傑作『沈まない三つの家』を千葉県初上映。関東圏でも約2年ぶりの上映となる。
2012年数々の映画祭で絶賛され劇場公開となった『チチを撮りに』と新作『湯を沸かすほどの熱い愛』の間に位置する作品で、厳しいシンポジウムで有名な湯布院映画祭でも高評価だった傑作品である。
4.期待の新進気鋭の映画監督の作品を多数上映!
ぴあフィルムフェスティバルのPFFアワード2015にて、エンタテインメント賞(ホリプロ賞) 、ジェムストーン賞(日活賞) 、映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)等受賞した『したさきのさき』、下北沢映画祭コンペティション部門グランプリ等の『みんな蒸してやる』、田辺・弁慶映画祭 映画.com賞等の『ぼくらのさいご』、PFFノミネート作品『海辺の暮らし』など、既成の概念に囚われない、期待の若手映画監督の作品を多数上映。新たな才能の発掘となる豪華ラインナップは必見です!
5.MOOSIC LAB2015の傑作『劇場版・復讐のドミノマスク』上映、ミニライブ実施!
この数年ムーブメントを起こしている、映画監督とアーティストの掛け合わせによるプロジェクト、MOOSIC LAB。その2015年の準グランプリ、観客賞、ミュージシャン賞、女優賞、男優賞に輝いた、家族とヒーローアクションの映画『劇場版・復讐のドミノマスク』を上映!そして上映後には、出演、主題歌及び音楽を担当した、若手アーティスト・細身のシャイボーイのミニライブを実施。
6.活躍中の監督による、短編・中編作品の名作・傑作!
長編映画より上映機会の少ない短篇・中編映画。『ローリング』の冨永昌敬監督『悪友の面影』、瀬田なつき監督『あとのまつり』、村松正浩監督『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』、安川有果監督『pray』など、現在活躍中の監督による短篇・中編を上映。どの作品も貴重な上映機会であり必見!
7.前夜祭では『デモンズ'95』を無料上映!
前夜祭では、鬼才ミケーレ・ソアヴィ監督が、錯綜する現実と幻影をダークかつスタイリッシュな映像美で演出し、各国のファンタスティック映画祭で絶賛を浴びたゾンビ映画の傑作『デモンズ'95』を無料上映!迫力の大画面で是非!(提供:ニューライン)
また女流琵琶奏者西原鶴真による薩摩琵琶のライブ等を実施。西原鶴真は17歳で薩摩琵琶鶴田流鶴田錦史の弟子となり、その後国内外で活躍する新進気鋭の琵琶奏者で、近年では他の楽器とのセッション、琵琶テクノなどでも活動中。
イベント概要
【日付】
2016/3/19(土)~21(月・祝)
【会場】
千葉市生涯学習センター ホール(千葉市中央区弁天3丁目7番7号)
(JR千葉駅東口または北口 / 千葉都市モノレール千葉駅から徒歩8分)
【入場料】
・1プログラム券 前売800円 当日1,000円
(日付指定/精算時にプログラム指定)
・2プログラム券 前売1,200円 当日1,500円
(日付指定/精算時にプログラム指定/同日上映の異なる2プログラム有効)
・1日通し券 前売2,000円 当日2,500円(日付指定)
※高校生以下は入場無料
全席自由・各プログラム入替制(20日及び21日)
※20日(日)、21日(月・祝)ともに会場の「映画祭入場券販売所」にて、チケットの販売及び前売予約の精算をいたします。
※ご入場はお並びいただいた順になります。満席の際及び上映開始後は入場をお断りする場合がございますのでご了解ください。
※高校生以下は無料です。ただし当日「映画祭入場券販売所」にお寄りください。その際、学生証等年齢の分かるものをご提示お願いします。
※ゲストの来場は変更・中止がございます。
※就学前児の入場は出来ません。
【前売予約】
ちば映画祭公式ホームページより受付 ※1月22日(金)~3月16日(水)
※会場(千葉市生涯学習センター)においてチケットの事前販売はございません
【主催】
ちば映画祭実行委員会 http://chibaeigasai.com
千葉のご当地キャラクターの登場や、千葉市で撮影した映画のパネル展、映画祭オリジナルグッズや飲食販売を予定。また千葉アートネットワーク・プロジェク(WiCAN)提供のカフェ屋台による、コーヒーやジュースのドリンク販売も実施。更に千葉市生涯学習センターにおける親子アニメ上映会や新鮮野菜市と同時開催するなど、1日楽しめる映画祭となっている。貴重な作品や未来を担う監督との新たな出会いの場となるでしょう。
三月の三連休は、ちば映画祭に足を運んでみてはいかがでしょうか?
詳しいタイムテーブル等は下記サイトまで!