デヴィッド・ボウイが初めて映画で演技をした、1967年制作のショート・フィルム『The Image』が!

デヴィッド・ボウイ(David Bowie)が初めて映画で演技をしたという、1967年制作のショート・フィルム『The Image』を発見!
海外のWikipediaでは、1969年となっていますし、日本のWikiでは、68年ですが、ナショナルメディアミュージアムによると67年となっています。
どちらにしても、ちょうどリンゼイ・ケンプと出会う前と思われます。その後、ケンプの影響でダンスやパントマイムを習っていきます。

約14分の白黒映画で、ボウイは少年(The Boy)役をしています。
アーティスト役のマイケル・バーン(『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』でのナチス親衛隊のフォーゲル大佐役が有名)との無声映画です。

The Image

youtu.be

監督はマイケル・アームストロング。
公開は1969年で、当時「X指定」(日本のR18+に相当)を受けたようです。暴力的だということですが---
なお、1967年はボウイがデビューアルバム『David Bowie』をリリースした年ですね。

内容は
悩まされたアーティスト(マイケル・バーン)と、アーティストの絵画のうちの1つからあらわれる幽霊のような若い人(デヴィッド・ボウイ)の二人芝居で、
アーティストの精神分裂症の精神内の幻想を描いているとか---

まだ少年の面影を残す、ボウイのみずみずしい演技が素晴らしいです。
ボウイが亡くなったなんて、まだまだ受け入れられない気持ちですが、彼が残してくれたたくさんの作品を見ながら、偲びたい。

島津香蘭@シネフィル編集部