きのう１月15日は、大島 渚監督のご命日でした。おととい放映された追悼ドキュメンタリー（ＢＳ朝日）にもありましたように、そしてまた あのジャン＝リュック・ゴダールさえもが「ヌーベルバーグの真の始まりはオオシマだ」と きわめて正しく指摘したように、大島 渚ほど、この世界の現実に真正面から向き合い、怒り、闘い、そしてそれを作品の題材にし、なおかつ映画そのものの中身、構造、ありようから、その流通、発表形態に至るまでを革命した監督は、ほかにいないでしょう。
「深海に生きる魚族のように自ら燃えなければ何処にも光はない」
大島 渚監督は、この、歌人・明石海人の詩を終生愛したといいます。
写真は、その言葉が記された、ご葬儀の際の会葬御礼状。いつも自宅仕事場の机の上に置き、文字どおり座右の銘とさせていただいています。
折しもきのうは、その大島さんが理事長として長きにわたってご尽力された日本映画監督協会の会議の日でした。大島さんが愛したこの詩をきのうは鞄に入れ、協会での時間を大島さんとともに過ごしました。
旦 雄二 DAN Yuji
ＣＭディレクターを経て映画監督
武蔵野美術大学卒
〇映画『少年』『友よ、また逢おう』
〇ＣＭ『出光』『ＤＨＣ』『ラーメンアイス』『富士通』『ＮＥＣ』『大阪ガス』『河合塾』『カレーアイス』『飯田のいい家』『sanaru 佐鳴学院』『タケダ 武田薬品』『ソルマック』『ミニストップ』
〇ドキュメンタリー『寺山修司は生きている』『烈 〜津軽三味線師・高橋竹山』
〇ゲーム『バーチャルカメラマン』『バーチャフォトスタジオ』
〇アイドル・プロジェクト『レモンエンジェル』
〇脚本『安藤組外伝 群狼の系譜』細野辰興監督版
など、ほか多数
〇城戸賞、ACC賞、HVC特別賞
〇日本映画監督協会 会員
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