緊急来日した、トーマス・リーチ監督。
今話題の映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』の監督だ。
彼自身の口から、今回のドキュメンタリーを撮ったエピソードなどを語ってもらった。
1940年代から成功したファッション写真家の地位から、80年代になると忽然と消えたソール・ライター。そして、2006年、初の写真集を出版。その写真集の素晴らしさに、世界が再評価。
「人生で大切なことは、何を手に入れるかじゃない。何を捨てるかということだ。」
「幸福は人生の要じゃない、それ以外のすべてが人生なんだ。」そう語るソール・ライター。
あえて、名声から距離を置き、生涯を淡々と生きたこの芸術家。
2013年突然の訃報後も、世界では大規模な回顧展の計画そして、新しい作品集---。
実は、この映画で映し出された芸術家のの再評価は、今まだ始まったばかりだ---。