映画『グラスホッパー』

人気作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説を、生田斗真、浅野忠信、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、麻生久美子、吉岡秀隆、菜々緒などの豪華共演で映画化したサスペンス。

『犯人に告ぐ』『イキガミ』、生田主演の『脳男』などで知られる瀧本智行監督が再び生田主演作でメガホンをとった。脚本は『あなたへ』などの青島武が担当。
ハロウィンの夜に渋谷のスクランブル交差点で起こった事故をきっかけに、心に闇を抱えた3人の男、恋人を殺害した犯人への復讐に燃える元教師、人の心を操り自殺に追い込む殺し屋、その命を狙うナイフ使いの殺し屋の運命がそれぞれの思惑を抱えながら交錯していく様が展開する。

菜々緒のドSっぷりにしびれたなあ。すごくハマってるよね。ボクも罵倒されたい…。
322ページとページ数はそれほど多くはないものの内容の濃ゆい小説を119分にまとめてるので、どうしても説明が足りなかったり、孤独感や喪失感、関係性を描き切れてなかったり、掘下げが足りなかったり、展開がはしょり気味だったりするのは無理もないか…。まあ、一部は説明台詞で補われているけれど…。どこかスッキリしない…。殺し屋大会みたいな見方で観れば楽しめるのかも。
菜々緒の他には、山田涼介のキレっぷりとたまに見せる切ない表情が良かったかな。吉岡秀隆の地味な中に狂気が見え隠れする演技、特に瞳の色というか、生気の無さっていうか、もすごく良かったね。こういう生田斗真(頼りなくて汗ビチョビチョ)も新鮮だよね。浅野忠信はただただカッコイイ。圧倒的な存在感。

これ、本当に渋谷のスクランブル交差点で撮影したのかなあ。だとしたらすごいなあ。きっとセットだと思うけれど…。

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『グラスホッパー』本予告

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