今度は、奇天烈映画のベスト10!

本当に、海外では色々な映画ベストテンが、日常的にアップされている。
まあ、基本的に個人的な主観で選んでいる場合が多いのだが、選ぶ方も名前を挙げ、はっきり言い切るところにその記事の真摯さが伝わるし、その独断と偏見が、精査され次の時代へと語り継がれていく。
たとえば、小津安二郎監督は、今でこそ、世界のTOPにどのランキングでも上がってくるが、40年前より海外で評価されているといえよう。
それは、黒澤明のような骨太のパーフォマンスの強い監督がいち早く海外を知れ渡り席巻したあとに、徐々に繊細な小津の魅力が、語り継がれ海外で浸透していった結果だ。
先日、90年間のホラー50のリストで6本取り上げられていた日本作品。
たとえば、そこでも三池監督の『オーディション』などは、ここへきて海外の評価がどんどん上がっている作品だ。

そして、今回取り上げられた、ベスト10!!!
なんとも、”奇妙なホラー”と言うべきか、”奇天烈なホラー”と言うべきか---そんな尺度で選んだ作品群。批評などの投稿サイト「WHAT CULTURE」でイギリスのBen Cookeによって選ばれている。
そして、彼の選んだランキングでは1位、2位を日本人監督が独占している。快挙!

もちろん、「なんでこのランキング?」と思う方、多いだろうが、海外の人たちはどう見るかと言う視点でみると面白い。
それにしても、素直にワン、ツーは嬉しいです!!!そして、10位も日本勢です---ご覧下さい。

では、ランキング発表
第10位は、日本人竹内鉄郎監督『ワイルド・ゼロ』(1999)
知らなかったな~この作品。いかにもカルトで嬉しいかも。

10. Wild Zero (1999)

9. Tenebrae (1982)

8. May (2002)

7. From Beyond (1986)

6. Ghostwatch (1992)

5. The Beyond (1981)

4. Dellamorte Dellamore (1994)

日本でも話題になった、セイウチになる人間のおはなし『Tusk』が3位

3. Tusk (2014)

Tusk | Official Trailer HD | A24

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2位は、世界が認める塚本晋也監督の代表作『鉄男』。

2. Tetsuo: The Iron Man (1989)

Tetsuo: The Iron Man trailer

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そして、ナント第1位に選ばれているのは外人のような名前のHiguchinsky監督の映画『うずまき』。伊藤潤二のホラー漫画の原作を奇妙な世界観で再現。
先日のランキングでも、わかるようにここへきて、海外で評判が高まっているのか、Ben Cookeさんも大絶賛!

1. Uzumaki (2000)

Spiral / Uzumaki (2000)

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