東京糸井重里事務所は、堤大介監督による米アカデミー賞ノミネート作品である短編アニメーション『THE DAM KEEPER(ダム・キーパー)』を、同社運営のイベントスペース「TOBICHI2」で10月15日より上映する事がわかった。

The Dam Keeper: Official Trailer #1

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『ダム・キーパー』は、ピクサーで『Toy Story3(邦題:トイ・ストーリー3)』などの制作に参加した後独立した、堤大介監督による短編アニメーション作品。
2015年のアカデミー賞にてノミネートされ、惜しくもオスカー受賞こそ逃したものの、多くの話題を呼んだ作品。

英語版は、itune等で視聴可能だが、日本版字幕で観る状況が無い事に「たいへんもったいないこと」と考えた糸井重里事務所は堤氏に打診し、本作の日本語字幕版を上映する運びとになったという。

同イベント中は会場であるTOBICHI2の1階で、映画の場面のシルクスクリーンプリントやトートバッグ、ポストカードなど、『ダム・キーパー』のグッズも販売するちいさなお店もオープンします。

堤大介氏
1974年、東京生まれ。高校卒業後アメリカに渡り、Rockland Community Collegeに留学。
ニューヨーク市・School of Visual Artsに編入、首席で卒業。LucasArts Entertainment Company、Blue Sky Studioに勤務し、『Ice Age』『Robots』『Horton Hears A Who』のコンセプトアートを担当。2006年、『Toy Story3』のアートディレクターとしてPIXARに移籍。
堤氏が手がけた「スケッチトラベル」プロジェクトでは、 世界的なアニメ作家フレデリック・バック氏はじめ『スター・ウォーズ』のエリック・ティーメンス氏、 『ロード・オブ・ザ・リング』のジョン・ハウ氏、日本からも松本大洋氏、寺田克也氏、宮﨑駿氏と世界12カ国・71人のアーティストの間を1冊のスケッチブックが4年半をかけて手渡しでまわされ、当時大きな話題となった。
2014年7月、ピクサーを去り、トンコハウスを設立。はじめて監督をつとめた『ダム・キーパー』は、2015年のアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた。

TOBICHI 2

「TOBICHI2」の住所は東京都港区南青山4-28-26
アクセスは東京メトロ「表参道」駅から徒歩約10分、「TOBICHI」の3軒先の建物が「TOBICHI2」

『ダム・キーパー』上映会
期間:10月15日(木)~10月20日(火)の6日間
   1日8回上映(上映時間:約18分)
会場:TOBICHI2
料金:100円
   (ご自宅の引き出しに眠っている1ドル札でもOK)
   小学生未満無料