この時期になると、来年のオスカーにむけて、多くの作品の情報が入ってくるが、ここへきてブラッド・ピットがプロデュースもかねて、出演した『The Big Short』の海外版予告が解禁された。
舞台は2007年から、2010年までの世界金融市場の中で、実際におきた世紀の空売りのお話。原作は、『マネーボール』原作の著者マイケル・ルイスの同名ノンフィクションの映画化だ。
サブプライム・ローン問題から発っした、バブルの崩壊を間近に見ていた4人の中心人物を描いている。
監督と脚本は、『俺たちニュースキャスター』『俺たちステップ・ブラザーズ』『アザー・ガイズ』など、今まで多くのコメディ作品を手掛けてきたアダム・マッケイ監督。マッケイ監督が前々から映画化したいと思っていた作品。今回の、監督としてのイメチェンにも興味がわくところ。もともと、『アントマン』の監督として抜擢されたにもかかわらず、この作品を選んだところからもその意気込みがわかる。
出演者は豪華だ。ブラッド・ピット、クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、に加えスティーヴ・カレル、メリッサ・レオ、カレン・ギラン、マリサ・トメイ、セレーナ・ゴメスが共演。
ピットの製作会社プランB製作で、この公開時期となると、アカデミー賞狙いの作品と思われるが、ブラッド・ピットのプロデュースした『ティパーテッド』『それでも夜があける』に続く三度めのオスカー有力作品に入ってくるかも興味がわくところだ。要チェック作品!
12月11日に全米公開。