台湾の女優・伊能静(いのう・しずか)が中国版ツイッターで発した発言が中国人ネットユーザーから批判の的となっている。ことの発端は伊能静が抗日活動家であった祖父の功績をSNSで紹介し、「台湾人も抗日だったのは事実。今の平和な時代があるのは彼らのお陰。」とコメントしたことだ。これを見た中国のネットユーザーたちは「台湾人は元々中国人だろ?あえて強調する必要ない」などと伊能静を批判。
台湾と中国本土との政治的、歴史的背景が生む様々な問題は度々議論とされるが、そんな中で中国本土でも人気が高く、中国本土を拠点に活動する台湾のアーティストやタレントたちはこの微妙な話題に対し、自身の私的意見を公の場で語らないことが常だ。
今年は抗日戦争70周年ということもあり、例年に比べても歴史問題に関心が高まっている中での伊能静のツイートだっただけに批判はしばらく収まりそうにない。

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