http://wwws.warnerbros.co.jp/californiadown/

先日「カリフォルニア・ダウン」の試写会行ってきました。

スクリーンの横で上映のアナウンスをする女子の、コットンワンピースが夏休みを感じさせて良かったです。
配給会社がパニック映画とコントラストをつける為の演出だとしたら、気が利いてます。

さて、本編ですがタフな主人公が家族を守る、というパニック映画の定番といえるストーリーは健在です。
ヘリコプターの爆音と、星条旗も欠かせない設定になりました。以前はCGに頼る映画にうんざりしていましたが、最近はリアリティー増し、CGと分かっていても引き込まれてしまいます。
阪神淡路大震災、 東日本大震災と原発事故を経験した私達には、それに増して身に迫るものがあると思います。

崩れるビルや断層のズレ、津波のパワーを見て、改めて震災の驚異に晒されている日本に危機感を感じました。
国の地震調査委員会が今後30年間に70%の確率で起きると予測しています。そうなったら
ジャパン・ダウンです。

自然災害のみならず劣化した政治に翻弄される日本も戦争状態 もしくは休戦状態といえます。非常事態のほんの一時の日常、そこに安心をもたらすウエアーって何でしょうか、
アウトドアー・ウエアーや軍服は山岳や戦時で機能する服です。全ての場面に対応する事は不可能です。
まして、日常で持て余した機能は、余計なアクササリーです。

http://kosu-k.wix.com/kosuke-home#!-finalhome-archive/cceq

1995年阪神淡路大震災の前年に立ち上げたFINAL HOMEは、日常でも非常時でも機能する全身ポケットのジャケットです。その様な社会状況の中で生まれたファッションであり、ザバイバル・ウエアーでもあるのです。FINAL HOMEを私は「究極の家」と例えました。

20年、変わる事の無いデザインは多くの人から愛用されてきました。そして2015年、製造販売を担っていたA-netとの関わりが終了し、広く普及させる事が難しくなってしまいました。
私は、カリフォルニア・ダウンを見ながら実は、FINAL HOMEの再生産と普及に思いを巡らせていた訳です。