映画『誘拐の掟(原題: A Walk Among the Tombstones)』

『96時間』シリーズなどでアクション俳優としての地位を確立した名優リーアム・ニーソンが主演を務め、米作家ローレンス・ブロックによる傑作ミステリー小説「獣たちの墓」を映画化したサスペンス。
引退した敏腕刑事が猟奇殺人鬼と激しい頭脳戦を繰り広げる姿を活写する。

原作は元ニューヨーク市警の酔いどれ探偵マット・スカダーを主人公にした人気シリーズの第10作。監督・脚本は『マイノリティ・リポート』『アウト・オブ・サイト』の脚本家として知られるスコット・フランク。
『ザ・ゲスト』などのダン・スティーヴンスやラッパーのアストロことブライアン・ブラッドリーらが共演。

邪悪な猟奇殺人鬼に挑む主人公のパワーに圧倒される。あん、アクション控え目のサスペンス作品なんだね。哀愁漂わせたリーアム・ニーソンがとにかく渋くてカッコイイ。冒頭のロン毛も良かった(笑)。
過去に苦悩し依存症と闘いつつ、連続誘拐猟奇殺人鬼と“頭脳”で戦う心理戦なのでアクション少なめ。そっちを期待すると裏切られるかな。そのせいか展開的に(?)演出的に(?)物足りなさを感じるものの、連続誘拐猟奇殺人鬼との交渉などドキドキ、ハラハラは止まらない。

不利な立場にも関わらず、強気に交渉するところに「さすがリーアム・ニーソン!!」と感じたり。
相棒役のTJとのやり取りや2人の瞳にホッとしたり。
赤色が印象的な陰鬱な雰囲気の映像や音楽もカッコイイ。最後の曲(主題歌?)も好きだな。

シネフィル編集部 あまぴぃ

映画『誘拐の掟』予告

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