昨夜(3月25日夜)マカオのザ・ヴェネチアン・マカオ内 「ヴェネチアン・シアター」にて、「第9回アジア・フィルム・アワー ド(以下 AFA)」セレモニーが開催され日本からは池脇千鶴
さんが『そこのみにて光輝く』の演技で最優秀助演女優 賞を受賞。
また、女優の中谷美紀さんが優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジ ア文化における業績と貢献を称える「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞しました。
最優秀助演女優賞を受賞した池脇千鶴さん(『そこのみにて光輝く』)は香港の名優アンソニー・ウォンさんよりトロフィーを 渡され、「少ない人数と予算で、大事に作った小さな作品がこんな大きな舞台にまで来させてくれて、心から感謝申し上げ ます。この賞を宝物にします。」と喜びの言葉を語りました。
シックな黒のドレス姿でステージに登壇した中谷さんは、AFA を運営する香港国際映画祭、釜山国際映画祭、東京国際 映画祭の代表 3 名よりトロフィーを渡され、各国語にて挨拶をした後、英語にて「政治的緊張関係にある国家間を超え映 画という共通言語をもってお互いに理解を示すことができるようになることを心よりお祈りします。」とスピーチ。会場にいるア ジア各国の映画人より大きな拍手が沸き起こりました。
また、宮沢りえさんは最優秀助演男優賞のプレゼンターとして登場。
<池脇千鶴さんコメント全文>
「みなさんこんばんは、池脇千鶴です。まさかこんな賞を頂けるなんて思わなくて、本当にビックリしています。『そこのみに て光輝く』という作品は、日本でとっても少ない予算で、とっても少ない人数で大事に作った作品なんですね。そのすごく小 さな小さな作品をこんな大きな舞台にまで来させてくれて共演者の皆さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、『そこのみ にて~』を愛してくれた皆さんに本当に心から感謝申し上げます。この賞を宝物にします、本当にありがとうございました。」
<中谷美紀さんコメント全文(英語にて)>
「第一回のアジアンフィルムアワードにて、最優秀主演女優賞をいただいて以来、しばしの時を経て、このような身に余る賞 を頂戴しますことをなんとお礼を申し上げたらよろしいのでしょうか。娯楽の多様化により、映画を取り巻く環境は年々厳しく なって来てはおりますが、それでもまだ、映画を通じて伝えられることはあるのだと信じて、今後もお客様の心に届く作品を 作り続けたいと思います。最後に、政治的に緊張関係にある国家間でも、映画という共通言語をもってお互いに理解を示 すことができるようになることを心よりお祈りしつつ、感謝の言葉にかえさせていただきます。」