ベルギーのテロで亡くなったジル・ローラン監督『残されし大地』公開へーフクシマの”人と土地のつながり”を静かな視線で見つめたドキュメンタリー作品
2016年3月22日、ブリュッセルのテロにて他31名の犠牲者と共に命を落とした映画監督ジル・ローラン。
遺されたのは、彼がベルギーを離れてフクシマで出会った、故郷を思い、その土地とともに生きる家族の物語だった。
原発事故後のフクシマをテーマに製作したドキュメンタリー。
全町避難の富岡町に残った親子や仮設住宅から南相馬市の居住制限区域(当時)に一時帰宅する夫婦の姿などを描いていく。
ジル・ローラン監督が見つめた、フクシマの“人と土地のつながり”―
2011年3月11日福島原子力発電所の事故のあと、福島第一原発から約12キロに位置する富岡町は帰還困難区域として指定された。
そこにひとり留まり...