2016年12月30日海外に多くの日本映画を紹介することで有名な「サード・ウインドウ・フィルムズ」の発表する2016年の日本映画のTOP10が発表された。 (配給してる映画以外からの選考)

サード・ウインドウ・フィルムズは、今までにも塚本晋也監督や園子温監督などの多くの作品を海外でDVDやブルーレイで販売し、日本の映画監督の作品を世界に紹介し続けている。
(7月には『野火』が海外でリリース)

今年、第1位に選ばれたのは、すでに海外でも多くの国で配給が決まった深田晃司監督の『淵に立つ』。言うまでもない今年の日本映画の傑作。
第3位は西川美和監督の『永い言い訳』、第6位は阪本順治監督『団地』など実績のある監督ですでに多くの海外映画祭などでも紹介された作品。第8位には『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作、8年振りの監督作『エミアビのはじまりとはじまり』。第9位は李相日監督の大ヒット作『怒り』第10位は、やはり、各国で受賞した佐藤信介監督の『アイアムヒーロー』これらはシネフィルでも何回もご紹介している作品群です。

上記6作品は、一応大なり小なり商業作品として発表されているので、ご存知の方も多いでしょう。そんな中で、このランキングでは、いわゆるインディペンデントの作品が多くランクインしています。今回は、それらの4作品に注目し予告などをご紹介します。

画像: 「サードウインドウフィルムズ」FBより

「サードウインドウフィルムズ」FBより

第2位『食卓』小松孝監督

画像: PFFアワード2016入選作品 『食卓』予告編 youtu.be

PFFアワード2016入選作品 『食卓』予告編

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PFFアワードでグランプリを取った作品。年金暮らしのアル中の父とニートの詩人の男の家族に新しい奥さんが加わったことから起こる物語。すでに、バンクーバー国際映画祭などにも出品されている。予告を見るとその世界観が伝わります。

第4位『DEVOTE』田島基博監督

画像: 映画「DEVOTE」予告編 youtu.be

映画「DEVOTE」予告編

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サイレント作品に挑戦し続けている『ボレロ』などの田島基博監督作。
人間の性をモノクロ・サイレントで映像化することに挑んでいる。

第5位 『仁光の受難』庭月野議啓監督

画像: 映画『仁光の受難』 / SUFFERING OF NINKO - International Trailer youtu.be

映画『仁光の受難』 / SUFFERING OF NINKO - International Trailer

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第5位にランクインしたのは、まだ日本公開がされていないものの、海外映画祭で脚光を浴び、日本ではフィルメックスで紹介された庭月野議啓監督『仁光の受難』。シネフィルで、すでに何回かご紹介し話題になった作品だ。

第7位『At the terrace テラスにて』山内ケンジ監督

画像: 映画『At the terrace テラスにて』予告編 youtu.be

映画『At the terrace テラスにて』予告編

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「100%富裕層向け映画。」とコピーが打たれる、山内ケンジ監督の舞台作の映画化。
東京国際映画祭のスプラッシュ部門でも、話題を集め、東京での先行ロードショーでは、7日間連続満席完売の実績を作っている。1月7日より大阪シネ・リーブル梅田で公開、東京の公開は2月18日より新宿武蔵野館。

現在、クラウドファンディング募集中

https://motion-gallery.net/projects/terrace

作品詳細は下記より

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