映画『海街diary』

『そして父になる』『誰も知らない』などで国際的にも高い評価を受ける是枝裕和監督が第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。
鎌倉に暮らす3姉妹と父親が他の女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、様々な出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。

画像: 映画『海街diary』

主人公姉妹を演じるのは、テレビドラマ『八重の桜』などの綾瀬はるか、『世界の中心で、愛をさけぶ』『モテキ』などの長澤まさみ、夏帆、広瀬すず。他に加瀬亮、前田旺志郎、キムラ緑子、樹木希林、リリー・フランキー、風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶらが共演。
実力派女優たちが繰り出す妙演はもちろん、舞台となる鎌倉の美しい四季の風景も見どころ。

いやあ、日本映画って素晴らしい〜それに尽きますなあ。全編に優しさや温かさ、愛情が満ち溢れて、ほっこりするとっても素敵な作品。
4人ともカワイイ。ここン家の長男にでもして欲しいくらいだよ(笑)。長澤まさみはナマ美脚を披露しっぱなしでタマラナイ…。こんにちは、長澤まさみの大ファンです、ボク。

うーん、作品自体は、瑞々しい風景と澄んだ空気感がすごく良いんだよね。
鎌倉の四季折々の風景、桜のトンネル、坂道、梅酒、路面電車、江ノ島の海岸、浴衣、花火、炬燵などの季節感も印象的。それらを背景に4姉妹それぞれの心の微妙な移ろいや成長を少しずつ静かに着実に淡々と積み重ねて行く脚本・演出も素晴らしいの。全然押し付けがましくないんだよね。

原作漫画5巻分を詰め込んでいるのでストーリー的にはやや駆け足気味なんだけれども全体的にはとっても静かに時間が流れて行くの。キャストそれぞれの演技や存在感も素晴らしいけれど、ボク的には広瀬すずが良かったかなあ。
透明感というか可愛らしさというか。4姉妹でご飯食べるシーンとかどれも何だか懐かしさを感じたな。懐かしさの他にも観ていていろんな感情…うーん、甘酸っぱさや後ろめたさ、過ぎた時間への焦りなどなどが自然と溢れてきた。

実家帰らなきゃとか、家族を大切にしなきゃとか、鎌倉を散策しなきゃとか、そんなことも思った。観終わってボク優しくなれた気がする。

シネフィル映画短評 あまぴぃ

海街diary予告篇

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