ウディ・アレン監督の新作『マジック・イン・ムーンライト』が4月11日(土)より公開される。皮肉屋のイギリス人マジシャン・スタンリーが、心霊術や超能力を駆使し大富豪たちから引く手あまたの占い師の真偽を確かめてほしいという依頼を受け、謎めいたアメリカ人女性ソフィのトリックを暴こうとやっきになるうちに、彼女に魅了されていくという物語だ。

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これまでも『スターダスト・メモリー』(1980年)『ニューヨーク・ストーリー』(1989年)『ウディ・アレンの影と霧』(1992年)『スコルピオンの恋まじない』(2001年)など、手品を作品のモチーフにしてきたアレン監督。今回は、疑いの目を持ちながらも次第に相手に惹かれていく悲観主義者のスタンリーに『英国王のスピーチ』のコリン・ファースを配し、何もかも正反対な性格の彼を翻弄する楽天主義なソフィに『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のエマ・ストーンを起用し、ふたりの恋の駆け引きをコミカルに描いている。

今年1月にはキャリア初のテレビ・シリーズをアマゾン・ドット・コムのインスタント・ビデオで制作することを発表するなど、精力的に制作を続けるアレン監督が今作について語ったインタビューを掲載する。

恋はとても複雑だ

──本作のアイデアはどこから得たのですか?
若いころ、ずっとマジシャンに憧れていたんだ。昔からマジックやトリックなんかに興味があって、ステージで披露される手品やトランプマジック、マジシャンを見るのが好きだった。いつも興味津々で見ていた。だから手品を題材にした作品の構想はずっとあった。これまで、僕の作品の中で手品は何度も登場している。

──舞台となる1920年代という時代背景について教えてください。そんなに心霊術が流行っていたのですか?
当時はいろいろ言われていたんだ。アーサー・コナン・ドイル(『シャーロック・ホームズ』の生みの親)のような著名人が、この問題をひどく真面目に取り扱った。心霊写真のようなあらゆる案件に人々は興味津々で、心霊術はとても一般的だったんだ。

──そんな時代を背景に「恋の魔法」について描こうとした理由を教えてください。
誰かに出会ってその人にたちまち魅了されてしまうというのは、説明のつかないことだ。人はそこに理由を見つけだそうとする。「その人のスタイルが好きだ」「その人のユーモアのセンスが好きだ」「考え方が好きだ」「容姿が好きだ」とね。でも結局のところ、理由は絶対わからない。なぜなら同じスタイルで同じユーモアのセンスで、いろいろ同じだったとしても、別の相手には魅了されないからだ。恋はとても複雑だ。なぜならそれは実体のないものだからね。でもそうした恋こそ本物なんだと思う。

画像3: http://www.webdice.jp/dice/detail/4653/

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監督&脚本:ウディ・アレン
出演:コリン・ファース、エマ・ストーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ハミッシュ・リンクレイター、サイモン・マクバーニー、アイリーン・アトキンス、ジャッキー・ウィーヴァー
製作:レッティ・アロンソン、スティーヴン・テネンバウム、エドワード・ウォルソン
撮影:ダリウス・コンジ
美術:アン・セイベル
編集:アリサ・レプセルター
衣装:ソニア・グランデ
提供:KADOKAWA、ロングライド
配給:ロングライド
2014年/アメリカ=イギリス/98分/シネマスコープ/カラー/5.1ch

公式サイト:http://www.magicinmoonlight.jp/

『マジック・イン・ムーンライト』予告編 4.11(土)より全国ロードショー!

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映画『マジック・イン・ムーンライト』
4月11日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー、Bunkamura ル・シネマ他、全国公開

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