「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」
　麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中！

2023年に金沢の国立工芸館で開催された後、アメリカや日本各地を巡回した「ポケモン×工芸展ー美とわざの大発見ー」が麻布台ヒルズ ギャラリーにおいて2月2日まで開催中です。

この展示はまさに「ポケモンと工芸の真剣勝負」。ポケモンと伝統工芸が融合したユニークなアート展となっています。人間国宝から若手アーティストまで20名が参加し、ポケモンの姿やしぐさ、雰囲気を工芸作品として表現しました。作品には、ポケモンの進化や交換、ゲームの舞台や技などが反映され、さらに日常で使う器や着物、帯留めなどにもポケモンが登場します。

展示は新作を含めた約80点で、来場者はポケモンと工芸の魅力的なコラボレーションを体験できます。どんな感情を引き起こすかは観客次第です。美しさと驚きに満ちた作品の数々を楽しむことができるでしょう。

会場の冒頭では、彫金の技術を駆使した吉田泰一郎の《サンダース》をはじめ、イーブイとその進化系の彫金作品が展示されます。彫金の煌めきがポケモンの属性を見事に表現した作品群です。さらに、吉田は本展のために新作として約2メートルの大作《ミュウツー》も制作しました。全身が様々なポケモンをかたどった薄金属で覆われ、鑑賞者と対峙する姿が印象的です。

稀少な技術を継承する満田晴穂は、自在置物として作品を制作しました。
新實広記はガラスで、こおりタイプの「つららおとし」を表現しています。

須藤玲子の《ピカチュウの森》は、ニードルレースを駆使して作り上げられた膨大なレースリボンの中に、数えきれないほどのピカチュウたちが絡み合い、まるで森のようなインスタレーションを形作っています。

新しい技術を駆使し、近未来的なビジョンを伝統的な螺鈿技法に融合させた「サイバー螺鈿」で知られる池田晃将は、モンスターボールやポケモン交換時の通信の瞬間を螺鈿で表現しました。

桑田卓郎は、広いエリアに膨大な数のタイルやカップ、ボウルを転写シートのピカチュウで彩って並べています。

日本屈指の窯業地である佐賀県有田町出身の陶芸家である葉山有樹の作品は、更紗で知られる「アラス・アラサン文様」に着想を得ています。壷の表面には、無数の植物と500匹を超えるポケモンが描かれて、全体として完璧な調和をつくっています。

展示の最後を飾るのは、植葉香澄による文様で覆い尽くされたポケモンたちです。新作も加わり、盛り上がりを見せます。

麻布台ヒルズ ギャラリースペース（ガーデンプラザA 地下1F）にある特設ショップ会場には、様々なグッズがありるので、ぜひ行ってみましょう。
＊特設ショップのご利用には、展覧会チケットが必要です。
＊「ぬいぐるみ ポケモン×工芸展のピカチュウ」は展覧会チケットをお持ちの方のみご購入いただけます（おひとり様1点まで）。

展示開催期間中、麻布台ヒルズ ギャラリー カフェにて、ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―とのコラボ喫茶「喫茶 ポケモン×工芸展」が期間限定でオープンします。
イベントオリジナルのランチョンマットとともに提供されます。
見た目にもかわいいスペシャルなフード＆ドリンクを、この機会にぜひ、お楽しみください。

概要

会期：2024年11月1日〜2025年2月2日　※前期・後期で展示替えあり
会場：麻布台ヒルズ ギャラリー
住所：東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階
開催時間：月　　　　　　　9:30ー19:00 (最終入館 18:30)
　　　　　火水木　　　　　10:00ー19:00 (最終入館 18:30)
　　　　　金　　　　　　　10:00ー20:00 (最終入館 19:30)
　　　　　土、日、祝前日　9:30ー20:00 (最終入館 19:30)）
料金：公式サイトを参照
東京会場 公式サイト：https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/kogei-pokemon-ex/