森田芳光監督生誕70周年(没後10年)として、Blu-rayボックス発売、記念本出版、特集上映をかなえた2021年に続き、新しいプロジェクト「森田芳光70祭2022」が始動となります。

画像: 海外でのレトロスペクティブ上映など、新しい夢のプロジェクト「森田芳光70祭2022」が始動!ニューヨークに於いても、フィルム・アット・リンカーンセンターとの共催決定!

自主製作『の・ようなもの』で 1981 年に商業映画デビ ューしてから 41 年、その後邦画メジャーでの大ヒットを 連発し、また独自の表現でインディペンデント映画作家としてもその作風を残した森田芳光監督。惜しくも 2011 年 12 月 20 日に 61 歳でこの世を去ったものの、 邦画のあらゆる製作体制にて、日本映画史に豊潤なフィルモグラフィーを遺しました。

森田芳光監督

【はじめのご挨拶】

2021年に森田の一年遅れの70歳誕生日と書籍『森田芳光全映画』、「コンプリートの・ようなもの Blu-rayボックス」発売を記念し、各地で開催致しました上映イベントは、お陰様で沢山の方々にご覧頂き、森田映画が今も古くなっていない事、現代の観客にも感動して頂ける事がわかり、大変嬉しかったです。それと同時に驚いたのは観客の殆どが初見であった事です。
せっかくデジタル素材が出来たので、森田映画がこれからの若い方にも見て頂けるよう、いつまでも忘れられる事のないよう、今後も毎年各地で上映を続けて行く所存です。
また、3年前から国際交流基金とともに進めて参りました海外での森田特集上映企画も、コロナによる遅れを乗り越え、まずは第一弾として今年12月にニューヨークに於いて、フィルム・アット・リンカーンセンターとの共催が決定しました。
どうぞ皆様ご支援の程よろしくお願い申し上げます。
三沢和子(ニューズ・コーポレイション/森田芳光事務所)

「森田芳光レトロスペクティブ」

森田芳光監督

【海外での上映企画】

会場:リンカーンセンター,ウォルター・リード・シアター(ニューヨーク)
会期:2022年12月2日(金)~11日(日)作品:計12作品を21回上映予定
※12 月 2 日(金)、3 日(土)、4 日(日)は三沢和子が現地登壇予定

森田芳光(1950-2011)は、30年以上のキャリアの中で、現代の日本映画界の中でも最も魅力的かつ独特で、多作な作品群を蓄積してきた。
1981年の大胆不敵でコミカルな『の・ようなもの』 から、1983年のブレイクのきっかけとなった、ブラック・コメディ『家族ゲーム』(ニュー・ディレクターズ/ニュー・フィルムズ1984セレクション)メロドラマや(1985年の『それから』)、ハードボイルド映画(1984年の『ときめきに死す』)、ピンク・フィルム/ロマンポルノ(1982年の『(本)噂のストリッパー』)、ホラー(1999年の『黒い家』)、ロマンティック・ドラマ(1996年の『(ハル)』)など、携わってきたジャンルは幅広い。
森田氏の作品は、日本社会の内面の風景を繊細に描き、日常で直面する不条理さや、偏在的な皮肉感などを強調するシュールな要素の注入、ビジュアル構成への大胆で、因習打破的なアプローチなどが特徴とされている。森田氏は有名な日本映画界の前任者や後継者と共有した主題の多くを扱っている一方で、完全に特異な視点から、非常に異質で絶え間なく驚くべき作品を生み出しており、その多くが海外の視聴者に発見されるのを待っている。Film at Lincoln Centerで森田映画を一緒に振り返り、欲望とカオス、そして喜びの迷宮に迷い込んでみませんか?
本プログラムは増渕愛子とダン・サリバンが主催で国際交流基金との共催で行われます。

上映作品
『の・ようなもの』『(本)噂のストリッパー』『家族ゲーム <4Kデジタルリマスター版>』『ときめきに死す』『メイン・テーマ』『それから』『キッチン』『(ハル)』『失楽園』『39 刑法第三十九条』『黒い家』 『間宮兄弟』(※『家族ゲーム』7回、『ときめきに死す』『(ハル)』『黒い家』が2回、その他8作品が各1回)

【日本国内の上映】

●大阪:シネ・ヌーヴォ
【公式サイト】https//cinenouveau.com
【電話】06-6582-1416
会期:2022年11月19日(土)~12月2日(金)

上映作品:
『ライブイン茅ヶ崎』『家族ゲーム』『それから』『悲しい色やねん』『キッチン』『未来の想い出 Last Christmas』

トークイベント:
11月19日(土)『それから』13:55~上映後
孫家邦(リトルモア代表、映画プロデューサー)、加藤基(『森田芳光全映画』編集)、 堀口正樹(監督、元森田組助監督)

11月27日(日)『未来の想い出 Last Christmas』13:30~上映後
ライムスター宇多丸(ラッパー、ラジオパーソナリティ、『森田芳光全映画』編著)、三沢和子(映画 プロデューサー、『森田芳光全映画』編著)

●東京:新文芸坐
【公式サイト】https://www.shin-bungeiza.com
【電話】03-3971-9422
会期:2022年12月17日(土)~18日(日)
12月17日(土)
『それから』(DCP)10:30~ トーク13:00~14:00
『そろばんずく』14:30~ トーク16:40~17:40
12月18日(日)
『未来の想い出Last Christmas』(BD)10:30~ トーク12:50~13:50
『(ハル)』(BD)14:20~ トーク16:40~17:40
トークイベント:ライムスター宇多丸(ラッパー、ラジオパーソナリティ、『森田芳光全映画』編著)、 三沢和子(映画プロデューサー、『森田芳光全映画』編著)、現場スタッフ他予定

●2023年の上映も決定!

大阪:シネ・ヌーヴォ
東京:新文芸坐
名古屋:ミッドランドスクエアシネマ名古屋
広島:福山駅前シネマモード
海外:パリ、ソウルほか予定

★「生誕70周年記念 森田芳光監督全作品コンプリート(の・ようなもの)Blu-ray BOX」絶賛発売中 ★『森田芳光全映画』リトルモアより発売中 (http://www.littlemore.co.jp)

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