5 月 20 日(金)よりシネマート新宿にて開催される、気が滅入る特集上映 ≪狂人暴走・大激突≫の第二弾、≪大暴走・野蛮地獄≫では日本初上陸や日本初上映も含む滅多にスクリーンで観 ることのできない、世の中から見向きもされない常軌を逸した野蛮極まりない映画群が上映となります。
そのなかで映画史上初めて、実際の連続殺人鬼を捕まえる目的で制作された映画『サンフランシスコ連続殺人鬼』が日本で初めて正式上映となります。そのアメリカ版の予告編が解禁となりました。

画像: 気が滅入る特集上映≪狂人暴走・大激突≫第二弾より、日本初上映となる映画史上初のゾディアック映画にして奇跡の珍作『サンフランシスコ連続殺人鬼』アメリカ版予告編解禁!

日本初上映となる『サンフランシスコ連続殺人鬼』は映画史上初めて、実際の連続殺人鬼を捕らえるという崇高な目的で作られた映画。1968 年から 70 年代にかけてサンフランシスコ周辺を震撼させ、20 人以上を殺害したといわれる連続殺人鬼、通称ゾディアック・キラー。
2006 年にはデヴィッド・フィンチャー監督によって『ゾディアック』として映画化もされた、全世界的に有名な連続殺人鬼。いまだ未解決のこの事件の真っ只中に、新聞社に脅迫文や声明文を送りつけるなど自己顕示欲の強いゾディアックが本作を公開することで必ず映画館に現れると確信したトム・ハンソン監督が犯人を捕まえようと緊急制作した。
ゾディアックをモデルにした犯人”さそり”が登場するクリント・イーストウッドの代表作『ダーティハリー』(71) よりも半年以上早く公開され、映画史上初めてゾディアックを登場させた映画となった。全スタッフ、キャストは無報酬、あまりに低予算、あまりに緊急突貫制作だったためかその映画的クオリティはとてつもないものとなったが、随所に奇跡的なカット、シーンが生まれ、世界的にカルト人気を誇り、この手の映画のある意味最高峰ともいえる。
米テキサス州オースティンに本拠をかまえ、ポール・トーマス・アンダーソンやニコラス・ウィンディング・レフン監督たちがアドバイザーを務めて世界中のジャンル映画数千本のアーカイヴを手掛ける組織 AMERICAN GENRE FILM ARCHIVE(AGFA)の記念すべき初レストア作品となり、しかも 4K の最高スペックが施されたという事実がいかに 映画史的に重要作であるかを物語っている。
AGFA のレストア担当者は「実際の犯罪の再現という点では現実に非常に近い。しかし、それ以外のすべては間違いだらけ。それが本作の素晴らしいところだ」と、現実とフィクションのビザールな混在が本作の最大の魅力だと語っている。

画像1: © 2022 American Genre Film Archive. All rights reserved.

© 2022 American Genre Film Archive. All rights reserved.

画像2: © 2022 American Genre Film Archive. All rights reserved.

© 2022 American Genre Film Archive. All rights reserved.

この度解禁となったアメリカ版予告編はその AGFA がレストアを行った際に作られた予告編。
怪しい空気を纏った男の後ろ姿を映した様々なカットが続き、おそらくこの男がゾディアックなのだろうと推測でき、テロップで「このくそ野郎を捕まえようぜ!」とトム・ハンソン監督の言葉が紹介される。 そして本編中でも最も有名であり、最も奇跡的に異様な迫力をみせる湖畔の殺人シーンの一部とともに凄惨なシーンが映し出されていく。音楽も不気味で異様。予告編全体からチープさと本気の度合いが同じように伝わってくる、 異常な雰囲気を感じ取ることができる予告編となっている。

『サンフランシスコ連続殺人鬼』アメリカ版予告編 
  ※日本語字幕はありません

画像: - YouTube youtu.be

- YouTube

youtu.be

本作は日本ではソフト化はされているが劇場未公開。この≪大暴走・野蛮地獄≫での上映が、日本初の正式上映となる。作品の制作背景、作品の内容、クオリティ、そしてスクリーンから滲み出る制作者たちの執念が、観る者に様々な意味での衝撃を与え、その心に何かを刻み込むにちがいない。 連続殺人鬼がいまだに捕まらず、この世のどこかに潜んでいるという重たく暗い空気がシネマート新宿を包み込むこの野蛮かつ異様な上映。
1960 年代から 70 年代にかけてサンフランシスコ周辺を震撼させた連続殺人鬼、通称ゾディアック・キラーを捕らえるという崇高な目的で緊急突貫制作、空振りに終わった奇跡の珍作!

監督・製作:トム・ハンソン
出演:ハル・リード、ボブ・ジョーンズ、レイ・リンチ、トム・ピットマン
1969 年|アメリカ映画|カラー|87 分|原題:THE ZODIAC KILLER
© 2022 American Genre Film Archive. All rights reserved.

5/20(金)~6/9(木)、シネマート新宿にて躊躇なくロードショウ

This article is a sponsored article by
''.